先週今週と、6年生の読み聞かせボランティアに行きました。
体調が悪かったので、7月初めに担当していた1年生の読み聞かせボランティアは他の人に交代してもらったため、まだ1年生には行けていません。
1年生は月一度。6年生は行事が被らなければ毎週。
頻度が大きく違うのと、1年生のボランティアは何人もエントリーしているのに、6年生は私を含めもう1人だけ。
なかなか1年生には顔を出せません。
さて、今回は2週続けて一冊の本を読みました。
これです。
背景は第二次世界大戦最中のフランスです。
子どもたちが偶然発見した洞窟。そこを探検して見つけた壁画の話。
ラスコーの壁画は世界的に有名ですが、小学6年生の息子のクラスメイトは誰も知らない(笑)
アウストラロピテクスではなく、私たちと同じホモサピエンスのクロマニヨン人が描いたんだよ!
なんて説明も、ほぼ入らない(笑)
やっと日本の歴史の授業が始まった6年生なのでね。人類の祖先の話にどこまで思いを馳せることができるのか。
いつもより、話に集中していない様子を感じました。
それでも、当たり前のように背景を含めて話してきました。
あとがきも全部読みました。
「シモン・コアンカスとその家族はパリに戻る決心をしましたが、シモンこそフランス赤十字に助けられたものの、両親は強制収容所で亡くなりました」
に、
ユダヤ人だったのね
と付け加えましたが、少しでも頭に残ってくれるといいです。
しかし、ラスコーの洞窟の話より、みんなが食いついたのは。
あとがきの後の、先生の補足の後の……
この前みんなは埋蔵文化センターに行ったんだよね?歴史の勉強を始めているみたいだけど、この辺も遺跡がたくさんあったのは説明してもらった?
すると、先生が
「この辺の遺跡については、埋蔵文化センターで説明があったね!」
と、付け加えてくださいました。
ぴーすけがまだ幼稚園の頃、ここから車で少し行ったところの畑にね、土器を探しに行ったんだよ。
すると、子どもたちの関心が一気に集まったのを感じました。
畑って、耕していると石ころが出てくるのね。それは畑には邪魔だから、片隅に石ころが捨てられている場所があってね。その石ころを眺めていると、土器のかけらが混ざっているの
こどもたちは、ヘェ〜!と、驚いています。
それを畑の人に言って幾つかもらってきて、埋蔵文化センターの人に見てもらったら、「縄文式土器で間違い無いです」って鑑定してもらえたのよ。
土器や遺跡のお話は、子どもたちには身近に感じられなかったのかもしれません。でも、近所で土器が見つかることを知り、目を輝かせてくれました。
⚪︎⚪︎第一公園って知ってる?
近くの公園の名前です。
子どもたちはウンウンと頷いています。
あそこでさ、小さい子が石で遊んでいたの。その石を見たお母さんが、「あれ?石器?」と気がついて、埋蔵文化センターに持ち込んで見てもらったんだって!そうしたら、やはり石器で間違いないって教えてもらったみたいよ。
みんな、びっくり‼️
これは、公園が遺跡だったというより、公園を作るときに持ってきた砂利などに混ざって運ばれてきたのだろうけど。
意外と、みんなの足元に、昔のカケラが落ちているかもしれないんだよ。道端の石ころ一つ、じっくりと眺めてみるのもいいね。でもそのためには、「見る眼」を鍛えないとね!
なんて話で、夏休み前の読み聞かせは終わりました。
あの時拾った土器、持っていけばよかったですね。今度持っていこうかな。
次は夏休み明けです。
そろそろネタが尽きてきたわ。
何読もうかなー。