こんにちは、こばちです。
現在カナダのプリンスエドワード島に住んでおります。
今回は大麻(マリファナ・カンナビス)について少しお話しておこうと思います。
カナダは現在大麻の使用は合法です。
散歩しているとあちこちから大麻の香りがします。
人々の日常にとても浸透しています。
大麻・カンナビス・マリファナ
大麻 (日本語)
カンナビス (英語)
マリファナ (スペイン語)
細かいことを抜きで言えばどれも一緒です。
正確には大麻=カンナビスで植物そのものを指し、マリファナは陶酔成分のあるものを指します。
英語では他にウィード(草)とも呼ばれます。
日本語でも通称はいくつかあって、「草」とか「葉っぱ」などあります。
各国における大麻
違法扱いだった大麻は、近年いろんな国や地域で合法化される動きにあります。
元々医療用においてその有効性は訴えられていたため、タバコやアルコールよりは害がないとはよく言われることです。
オーストラリアでは基本的には違法ですが、2020年に首都特別地域で制限付きで娯楽用が合法となりました。
アメリカでは各州で異なりますが、2024年現在では半数以上の州で合法とされています。
このカナダでは2018年に成人に対して合法化されました。
オーストラリアやアメリカ、カナダはもう合法化される前からかなり流通してたんで、もうしょうがないっていうか
合法化しちゃった方が良いんだろうとは思ってました。
合法化した方が、悪い人たちの収入が減って、政府は堂々と課税出来てかなりウハウハだというアメリカの記事を読みました。
カナダの場合は、実はちょっと思っていたのと違って、政府認定の大麻がお高いため、人々がドラッグディーラーたちの安い粗悪品を購入するケースが増えているのだとか。
粗悪品なので健康被害も多く訴えられています。
プリンスエドワード島での酒・タバコ・大麻
タバコに対しては健康被害が叫ばれてから風当たりはややキツイかもしれませんが、コンビニやタバコ屋さんなどで手に入ります。
お酒はプリンスエドワード島州では購入できる場所が限られています。
政府認定の酒屋さんのみアルコールを販売できるので、日本のようにスーパーやコンビニでは買えません。
州都のシャーロットタウンではおよそ10店舗で販売されています。
カナダの他の州ではスーパーなどでも購入できるんですけどね。
大麻はお酒と同じで専門店のみの扱いです。
なので若者の意識としては大麻はお酒に近い感覚ではないでしょうか。
島では酒、タバコ、大麻、ギャンブルが出来るのは19才からとなります。
日本人はどこに居ても大麻の保持・使用は違法
海外で大麻に手を出す日本人は多く居ますが、日本人である以上、どこの国や地域でも所持・使用は違法です。
合法の地域で使用して、お前日本人だろって捕まることはほぼないと思います。
ですがそれを公言したり日本に持ち込んだりしたら捕まりますからね
持ち込めたーという話もちらほら聞きますが、見つかったらガチで捕まりますから
大麻の所持、使用で捕まった芸能人の方々が頭を下げる映像を何度か目にしていると思います。
ああなります。
カナダでは大麻はものすごく身近だから
皆さんの周りでタバコやお酒は何歳から身近になったでしょうか。
例えば私の身近では高校生の時にタバコで停学となったケースはいくつかありました。
お酒をこっそり飲んだというのも十代あるあるではないでしょうか。
(日本ではお酒もタバコも20歳からですけどね!)
大麻も、合法になる以前からそんな感覚で若者に摂取されているということです。
大麻は(なんならドラッグも)驚くほど身近にあります。
大なり小なりパーティーと言う名の場所に大麻はつきものです。
子供のパーティーであっても、大人がタバコ休憩を取る感じで大麻休憩を取る人もいると思います。
高校生のパーティーなんかでも隠れて出回るでしょうし、大学生だったらもう当たり前のようにそこかしこにあるはずです。
いろんな言葉で誘われます。
私がそうだったように。
「タバコやアルコールほど体に害はないから大丈夫」
「依存性が無いから大丈夫」
「試してみるだけだよ」
「リラックス出来るよ」
「クッキーなら美味しいし大丈夫だよ」
「やってもいないのにダメだって決めつけるのは良くない」
「みんなやってるよ」
もうね、いろいろ言われます。
しつこく誘ってくるのはアヤシイと思ってください。
あまりにしつこいのは99.9%下心アリです
パーティーで知らない人からフタが取れた飲み物をもらうのもダメですよ
欧米では個人の意見が尊重されます。
物おじせず自分の意見を言って良いんです。
いらないと言えばフツウの人ならそれ以上誘ってきません。
大麻はそれほど危険じゃない?
いろんなところで合法ってことは、大麻って実はそんなに悪い物じゃない
と考えるかもしれません。
大麻を使用すると、大体2種類の反応が示されるんだそうです。
リラックスするか、気分が高揚するか。
ですがこれもアルコールと一緒に摂取すると異なる反応を示すだろうし、その人の体質や健康状態によっても異なるでしょう。
大麻を使用する友人は私にも多く居ます。
大麻どころじゃない友人もいます。
そういったものでハッピーになれば良いんですが、そうでないケースを多々見かけます。
休憩中に使用して、会話にならない上に料理がめちゃくちゃでも気にならなくなったシェフ。
大麻クッキーとアルコールでハイになり、ガールフレンドが妊娠しているのにも関わらず襲ってきたマッチョ(助けが入って回避)。
大麻を使用するたびに体調を崩すので止めると言いながら止められない友人(大麻は依存性が無いわけでも無い)。
パーティーで大麻を使用し、恋愛関係になかった二人が関係を持ち、警察に被害届を出した女性。(外国人が海外で警察沙汰になるのは厳しい)
大麻とアルコールでハイになり、共通の友人男性に”I love you”と泣き叫びながら首を絞め始めた男友達。(私とミランで止めに入らなかったらどうなってたか。。)
いやーーー
ないわーーーーー
と思うんですよね。
カナダでは交通死亡事故の20%以上で大麻の反応があり、大麻合法化後のその割合は年々増えているんだそうです。
信号待ちしている車から大麻の匂いがするのはしょっちゅうです。
大麻も決して安全なわけではありません。
お酒と一緒で、体に合う合わないがあります。
私は出来る限り自分の言動は自分で把握しておきたいので、大麻は使用しません。
お酒で記憶を失ったこともないですが、元々あまり飲めないし普段からほとんど飲みません。
ミラン君もこの辺りは一緒です。
それでも毎日幸せを感じて暮らしてます。
大麻とドラッグについて考えておきましょう
この時期は海外留学される方が今まさに準備しているところかなと思い、この話題に触れることにしました。
海外では日本の常識が通用しません。
かといって何でもかんでも現地に慣れろというワケでもないと思うんです。
海外渡航前に、ぜひ一度大麻やドラッグについて考えてみてください。
お子さんが留学されるのなら、ぜひしっかり話してみてください。
良いことばかりじゃないから。
洒落にならないケースは実際多いから。
これから海外に出る方には、安全でハッピーな渡航となるよう祈ってます
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