オ 「もう、Dan が大変なんだよ」
Danはオジサンが
ちょっとしたきっかけで知り合った
退役軍人。
原因は定かでないけれど
精神状態が100%ではありません。
オ 「僕の家の前でこの通りさ。
寝るんだよ。
近所の人が、警察に通報しろっていうんだけど・・・
Dan は
僕のガレージで寝させてくれって言って
動かないんだ」
オ 「そして昨日はね
Dan が警察に電話して
僕がガレージに寝させてくれないって
訴えてるんだ」
私 「ははは、先にやられたね」
オ 「おまけに僕のことを
元CIA職員だって言ってるんだよ」
私 「え〜〜〜?
警察はなんて?」
オ 「やってきてさ、
あなたがJoe ですか?って聞くから
はい、って言うと、
あなたが元CIA職員だった人ですか?
って真面目に尋ねるんだよ」
私 「なんて答えたの?」
オ 「違います、って言ったよ。
だけど、本当の元CIA職員も
尋ねられたら、違いますって答えるよ。
だからあの警官は僕が元CIA職員と思っているかも。
馬鹿げてるよね」
私 「面白い!」
オ 「今夜は雨が降りそうだからさ、
Dan も諦めて家に帰ってくれると思うよ。
土砂降りになるといいな」
私 「で、警察はどうしたの?」
オ 「帰っていいですよって言ったよ。
Dan のことは気にしないでくださいって」
磁石のように変人を引きつけるオジサン。
大事にならなきゃいいんですけれど・・・
そして大抵は
大事にはならないんですよね〜〜〜