オ 「もう、Dan が大変なんだよ」

 

 

Danはオジサンアメリカ

ちょっとしたきっかけで知り合った

退役軍人。

原因は定かでないけれど

精神状態が100%ではありません。

 

オ 「僕の家の前でこの通りさ。

   寝るんだよ。

   近所の人が、警察に通報しろっていうんだけど・・・

   Dan は

   僕のガレージで寝させてくれって言って

   動かないんだ」

 

 

オ 「そして昨日はね

   Dan が警察に電話して

   僕がガレージに寝させてくれないって

   訴えてるんだ」

 

私 「ははは、先にやられたね」

 

オ 「おまけに僕のことを

   元CIA職員だって言ってるんだよ」

 

私 「え〜〜〜?

   警察はなんて?」

 

オ 「やってきてさ、

   あなたがJoe ですか?って聞くから

   はい、って言うと、

   あなたが元CIA職員だった人ですか?

   って真面目に尋ねるんだよ」

 

私 「なんて答えたの?」

 

オ 「違います、って言ったよ。

   だけど、本当の元CIA職員も

   尋ねられたら、違いますって答えるよ。

   だからあの警官は僕が元CIA職員と思っているかも。

   馬鹿げてるよね」

 

私 「面白い!」

 

オ 「今夜は雨が降りそうだからさ、

   Dan も諦めて家に帰ってくれると思うよ。

   土砂降りになるといいな」

 

私 「で、警察はどうしたの?」

 

オ 「帰っていいですよって言ったよ。

   Dan のことは気にしないでくださいって」

 

磁石のように変人を引きつけるオジサン。

大事にならなきゃいいんですけれど・・・

そして大抵は

大事にはならないんですよね〜〜〜ニヤリ