繰り返し書いていることですが
子どもを認めたいと思えば
まずは自分自身を認めること。
それは「認める」以外の
どんなことでも
同じです。
例えば
勉強ができるようになってほしい。
そう願うのなら
まずは自分自身が
出来ていなかった勉強に取り組むのが
先なのです。
子どもが幸せになってほしい。
そう願うのなら
まずは自分自身が幸せになるのが
先なのです。
つまり
子どもに求めることは
まず自分自身が
自分のことで叶えるのが先なのです。
なぜかというと
子どもに願うことって
親自身が自分の願いを投影していることが
ほとんどだから。
自分が叶えずに
子どもに自分の夢を叶えさせるのは
単なる押し付けです。
子どもに自分の身代わりを
させていることになるので
子どもは自分の意思で
自分の夢を叶えられなくなることも
ありますからね。
それって本当に
子どもの幸せですか?
親の自己満足では
ありませんか?
もちろん
親自身が夢を叶え
その夢を子どもにも
叶えさせようとする場合があります。
それはそれで問題です。
例えば
自分が医者なので
子どもも医者にさせるとか
職業選択において
その傾向は出やすくなります。
そもそも
親は親の人生を生ききり
子どもの人生のかじ取りは
子どもに任せるのが大事なのです。
親がすることは
子どもが自分で自分の人生の
かじ取りができる力を
子育て期間中に育てていくこと。
そしてそれは
どんな力かというと
自分の頭で考える力
自分で行動する力
まわりの人たちと
いい関係性を築いていく力
やや楽観的に物事を捉えていく力。
それらの力は
子どものうちから
さまざまな体験・経験をして
少しずつ手に入れていくものであり
そのために親は
子どもの体験・経験を通して
子どもの行動や考えを
認めたり、褒めたり、励ましたりしながら
寄り添い応援することが
必要となります。
そしてその土台には
子どもを今このままの状態で
受け止める力が求められ
その力を手に入れるためには
親は自分自身を
今このままで受け止めていくことが
必要となります。
このように
なにかを達成したいなら
そのためにはこれが必要で・・・
をどんどん逆にたどっていくと
最後には
「自分で自分を認める」
に行きつきます。
今ここにいる自分
自分で見ても
いいところはもちろん
いいと思えない部分も色々ある
今このままの自分。
納得しているとか
していないとかも含めて
今のこれが
自分自身であり
ここまで生きてきた
その結果が今の自分であることを
認識すること。
自分はこの自分で生きていく。
という覚悟。
ただしそれは
これが自分の限界だと
あきらめることではなく
ただ今の状態を
認識すること。
そして出来れば
この先もっといい自分となるために
日々考え行動し
そんな自分をまた
認め続けていくこと。
「これが私だ」
という揺らがない認識こそが
全ての土台なのです。
そこに否定はありません。
開き直りはあってもいいし
今の自分の限界を
認めたっていい。
生まれてから
今に至るすべてのプロセスを
認め
その結果である「今この自分」を
自分だと認識すること。
自分の存在自体を
そのまま受け止めていくことが
大事です。
別に
揺れ動く自分軸であっても
いいのです。
自信がないことが
多い自分であってもいいのです。
カッとしやすく
短気な自分も
もちろん自分なのです。
どれもこれも
「あぁこれが自分」
「これが今の私なんだな」
と心穏やかに
見られたらそれでよし。なのです。
すべてはここから始まります。
自分の粗さがしを
している場合ではありません。
良くないと思う部分もまた
自分自身であり
自分がこれまで生きてきた結果。
そして
未来に目を向ければ
自分はどんな自分にも
なっていけるという
可能性を秘めた存在であるという
認識。
そうやって
自分を丸ごと受け止め
認識していくことができれば
いずれ子どものことも
そのままの状態で受け止め
認められるようになります。
「〇〇でなければいけない」
はいらないのです。
かわりに
「〇〇になるには
どうすればいいかな?」を
自分で考え、行動していきます。
おかんの子育て塾は
子育てを学ぶ場ではありますが
同時に
お母さんが自分自身と向き合い
今このままの自分を
受け止めていく場でもあります。
だからこそ
マンツーマンで
しっかりお話を聴き
進めていくスタイルにしています。
子育ては学ぶものですが
一方的にやり方を
教えてもらうものではありません。
自分を認め
子どもを認め
その土台の上で
心を整え
そこで初めて「やり方」を使います。
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今日もお読みくださり
ありがとうございます。