室戸岬に立つ | 石川鏡介の旅ブログ

石川鏡介の旅ブログ

四国霊場会公認先達(権中先達)&秩父観音札所連合会公認先達です。四国霊場を中心に、古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。

 

 高知県や徳島県に住んでいる人はともかく、他の地域に住んでいる人にとっては、室戸岬に行くというのは連休でも取らないとかなわぬことでしょう。特に四国以外の地方に住む者にとっては、三連休とかそれ以上取らないと、かなりの強行軍になってしまいます。

 だからこど、室戸岬ではゆっくりしたいし、形式もじっくり眺めていたいものです。

 もちろん、景色が良くなかったら、じっくりと見る価値もないかもしれませんが、室戸はいろいろと名所もあり、最御崎寺の駐車場や灯台あたりで見る景色はなかなかのものです。

 そんな室戸でゆっくりするためには室戸市内に宿泊することですが、このときの旅のプランでは、室戸で宿泊するつもりはありませんでした。

 宿泊せずにゆっくりするならば、やはり夜明け前に室戸に着くようにするとこです。

 ただし、疲れることですし睡眠をしっかりとらないと危険なので、あまりお勧めできません。

 私の場合、高知市内のインターネットカフェで過ごしてある程度睡眠もとってから夜明けの時刻よりずっと前に高知市内を出たのでした。

 そうするのが便利なのは、渋滞に巻き込まれないからです。

 朝七時や八飛時ごろならば、地元の方々の通勤時間と重なる(土曜日日曜日は別として)ので、高知市内を抜けるのに時間がかかります。しかし、夜明け前ならば、走るクルマは稀。

 信号で停まる回数も少なく、スイスイ行けます。高知市街でもスイスイ行けるのですから市内を抜けて南国市に入ってもスムーズに進めます。

 室戸までの道のりはバイパスもあり、途中までですが自動車道もありで、距離の割には早く行けます。

 ただし、街道があってもほとんど一本道と言っていい状態ですし、海辺の道もけっこう曲がりくねっていたりします。走りっぱなしはさすがに疲れます。

 それでも都合のいいことに、ところどころ道路わきにコンビニがあり、立ち寄って駐車場で休憩をとりつつコーヒーやらエナジードリンク、栄養ドリンクなど買うこともできます。

 私もそのように、途中でコンビニに寄りつつ進み、ついに、予定通り夜明け前に室戸岬到着。

 駐車場内で休憩するばかりか車内で少し仮眠をとり、時間を過ごしても、まだまだ時間に余裕があり、駐車場わきのトイレに立ち寄ってからトイレに横で海を眺めました。

 ちょうど南や南西が海で、室戸の町も見下ろせます。

 夜のとばりの降りている中での待ちです。

 「室戸市」ですから、賑やかとはいかないまでも街の明かりが点在し、なんともいえぬ雰囲気。

 夜明けが近いですから、海のほうも、真っ暗ではなく、うすぼんやりと見えます。

 夜明けが近づくごとに暗さが消え、明るさが増します。

 西の金剛頂寺方面は市街地の先に山が見えるのですが、南や南西は、ただひたすら広がる大洋。

 四国でも、こういう景色が眺められるのは高知県ならではでしょう。

 

 室戸岬灯台には過去にも行ったことありますが、せっかくだからと行ってみました。時間に余裕があればこそです。

 灯台に行ってその横や前で見る景色も、なかなかのものです。

 四国八十八か所巡りをする人には、お寺にお参りして次の札所を目指して、というだけでなく、ぜひ、灯台を訪れていただきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ 遍路へ
にほんブログ村
  翻译: