2023.9.10一日一季語 紫式部の実(むらさきしきぶのみ)  【秋―植物―晩秋】

 

遊行僧空也の行方実むらさき    野見山ひふみ

 

空也は、観想を伴わず、ひたすら「南無阿弥陀仏」と口で称える称名念仏(口称念仏)を日本において記録上初めて実践したとされ、日本における浄土教・念仏信仰の先駆者。遊行(ゆぎょう)とは、主に 仏教 の 僧侶 が布教や修行のために各地を巡り歩くこと。空也は非公式の僧として諸国を遊行し、貧者や病人に与えたり、井戸をほるといった社会活動を行ったため、阿弥陀聖、市聖、市上人と呼ばれた。

六波羅蜜寺が所蔵する「木造空也上人立像」が有名。空也が「南無阿弥陀仏」の6文字を唱えると、阿弥陀如来の姿に変わったという伝承を表している。

*2023.9.2   根岸 西念寺にて

 

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【傍題季語】

紫式部(むらさきしきぶ)、実むらさき(みむらそき)、式部の実(しきぶのみ)

小式部(こしきぶ)

 

【季語の説明】

シソ科・ムラサキシキブ属に分類される落葉性の低木です。日本や中国、台湾に分布し、樹高は2~3mほどに生長する。

枝には楕円形の葉っぱを互い違いに生やし、ピンク色に近い淡い紫色の花を房状に咲かせる。紫色の実を9~11月に、葉っぱの付け根あたりにまとまって付ける。直径3~4cmほどの大きさで、光沢がある。

 

【例句】

女等は声深めゆき実むらさき    加藤知世子

娘とは何時も少女や実むらさき   板津 堯

実むらさき銀水引と荒れまさり   黒田杏子

室の津の歌ひ女の哀実むらさき   志摩知子

眼よりこぼれて紫式部の実     鈴木鷹夫

 

 

【由来】

京都では重なりあった紫色の実を紫重実(ムラサキシキミ)と呼び、これが「源氏物語」の紫式部を連想させたことが名前の由来。諸説あります・

 

 

今日は何の日

去來忌

俳人・向井去來の1704(宝永元)年の忌日。

 

 

ロマンスナイトの日

糖化の日

弓道の日

アメリカンフライドポテトの日

コッペパンの日

メディキュットの日

和光堂ベビーフードの日

歯ヂカラ探究月間(1日~30日)

キューテンの日(Q10の日)

その他の記念日

屋外広告の日

下水道の日

建設省(現在の国土交通省)が1961年に「全国下水道促進デー」として制定。2001年に「下水道の日」に変更。

この頃が立春から数えて220日目ごろで台風のよく来襲する時期と言われており、浸水対策を役割の一つとして担う下水道を広くアピールするのに最適であることからこの時期が選ばれた。

下水道の整備の促進について、人々の理解と協力を呼びかける為に、前後一週間にさまざまな行事が行われる。

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)