『(丹羽正を)恨んでる?』
※恨みの意味が分らぬ方は、前回をご覧あれ!
「そんなわけ無かろうって」
「感謝こそすれ、(恨み)コレぽっちも無い」
『スーさん、指の幅が…(広いっす)』
おはようございます。スーさんです。
『(上手く釣った話)他には?』
「そうだなぁー」
もう少し基本的な事で
メンバーにも分かりやすい事例を話してみようか?
広く海を見て、小さな変化も感じ取る
昨年5月の月例会。その前年(一昨年)5月も例会で渡礁した磯は、入間「タタミ根」だった。『覚えてます、確かスーさんは石鯛場の先端』。そうだよ、一昨年は「上り潮」ギックリ腰で「みんなにチャカ場を譲ってもらって」。昨年は「下り潮」。『両方ともスーさんが例会優勝だったんですよね』。「そう、ダントツな」、みんな釣れるところを釣らないんだから釣れないだろうよ(笑)昨年の方が(個人的には)上手く釣ったと思うから、どのように釣るに至ったのかは(少しは)参考になるかもしれない。
タタミ根の石鯛場は、下り潮だと釣座に向かって潮が流れる(アテ潮)から、フカセ釣りでは(あまり)良いポイントではない。この日は、終日下り潮。釣座から15~20m付近で潮が左右に分岐して、左の流れは(スーさんの釣り座方向に)アテて沖側(赤島を見て左)にハケていく。必然、釣り人(スーさん)の目は、アテてハケる流れに向けられて、その流れでメジナを釣るべく(沖へコマセを入れず)足下から(釣り座から左方向:ハケていく流れに)引かれて行くであろう流れの中へコマセを打って、仕掛けとコマセとを合わせる位置(正確ではないが(みんなは)仕掛けの投入点と考えてもらう方が分かりやすい)を試行錯誤していたんだが……。船頭の見廻りまで(記憶の内では)メジナの釣果なし。
その見廻りの船が去った後にメジナを釣るヒントがあったんだよ。(スーさんの前で)船は止まって(船頭が)話をしていくだろ!(話が終わって)旋回して奥磯の方へ向かったんだんだ。スクルリューでグルグルって海を掻き混ぜるよな。ちょっと海が静かになったら、メジナのハネがあったの。2~3枚、1回だけ。
あれって思って、仕掛けだけ遠投して、下り潮の右への流れの中
殆ど流れのないところで、糸を出さずに、しばらーく待っていたら、バチバチバチぃーって。
足下にしか打っていないコマセが
(アテ潮なのに)まっすぐ沖に出ている
そこからは、入れ食いとは言わないけれど。潮が緩ーい内は(沖で)ポツポツ。だが、隣で釣るぐれぞー@は釣果ナシ。だいたい、(スーさんが)沖で釣っているのは、見れば分かるだろうに、ずーと手前ばかりを釣っている。見てねぇ―んだよ、周りを観察してないの。少なくともだ、自分が全く釣れてないんだから、スーさんどこで釣ってるのか観察して、同じようにやってみないと。(スーさんもよ)見るに見かねてよっ「仕掛けだけ思いっ切り投げてみろ」って言って。そしたら、釣れたよ。(ぐれぞー@も)早くから、そうしてたら、もっと釣れていただろうよ。
今回のアドバイス的な話をまとめると、過去の経験は大切だけれど、それだけに囚われない。状況を見て・把握して・分析し(
釣れないなら)別のことをやってみる。スーさんも「見回り船が去ってハネがでるまでは、正面沖から右の流れにコマセが効いているなんて思っていなかった」それは、手前や足下に打ったコマセが左方向に帯を引いて流れていくのを見ていたから(その先は当然に左へだけ流れると思っていた)。しかし、海の流れは複雑、想定したところで釣れないなら、違うところで釣れるかも?と考えることの大事さが(今回の)話にはある。やってる、みてるって言う人ばかりだけれど、出来てない人も多いように見えるよ!
横浜潮友会