最近、高血圧が発覚した私です。


え?私が高血圧?!


と知ったときはショックを受けました。





だって、若いときは低血圧で。


低血圧すぎて毎日どんよりしてたのに。


いや、どんより生きていたのは血圧のせいではないかもしれんが。




会社員辞めるまでは毎年健康診断を受けていて。


そのときだって、低血圧気味で、


ああ私は高血圧とは無縁なんだな、と思ってたのに!




発覚したのは、ある朝。


夫が血圧計を持って私の寝室に飛び込んできて、


「この血圧計で血圧測ってみて!」と言う。




いきなりなんでや?


とは思ったが、言われた通り測ってみると、


なんと140オーバー!




え?どゆこと?




するとそれを見た夫が


「だよな、この血圧計壊れてるよな」


って言うの。




どういう意味かなと思って聞いてみると、


会社の健診でやや高血圧気味となり、


もともと低血圧気味だった夫はビックリして


自宅の血圧計で測ってみたところ、


やはり140オーバー。




だいぶ古い血圧計だから、もしかして?


で、低血圧の私も140オーバーだったから、


じゃあこれ、壊れてるんだね、


ってことで一旦チャンチャン!だったんだけど。





しばらくして起きてきた娘を測定したところ、


全く平常で。





あら、やっぱり壊れてないのか!





と再びショックを受け。


医療系学生のため医療用の血圧計を持つ娘に、改めて測定してもらうと…




「ママ、やばい!」

「このままだと死んじゃう」

「180オーバーだよ」




と驚かせられ、慌てて近所の循環器内科に行ったわけです。




循環器内科は、高血圧とか糖尿病とかいわゆる生活習慣病の患者さんがほとんどで、


長期に定期的に通わないといけないのですが、


こういう生活習慣病の治療って、続けるの面倒くさいのよね…




だから、途中で通わなくなっちゃう患者さんが大量発生するらしく、


そのせいだと思うんだけど、


クリニックは素敵でキレイだし、


受付さん看護師さんは優しいし、


お医者さんも、丁寧にお話しをされ、強制はしません。




もちろん、血圧日記をつけたり、毎日薬を飲んだり、やらなきゃいけないことに関してはきちんと説明されるし、


高血圧の怖さなんかは厳しく説明されるんだけど。




今までかかった医者に比べると、


だいぶルーズでも許してくれる感じの反応。





ふうん、診療科目によってこんな違うもんなんだ、と改めて思ったわけです。




で、そんな中、


私としては、歳を取って多少高血圧になるのは身体が必要としてるからじゃないのかなあと思うし、


今からずっと薬を飲み続ける日が始まるかと思うとうんざりだし。


なんとなく乗り気じゃないふうなリアクションだったんでしょうね。




お医者さんは、


「この薬を飲んでいる人は長生きする、ってデータが出てるんだよ!」


と「長生き」をエビデンスとして持ち出してきたんです。





長生きかー。





ステージ4を10年やってる私としては、


現時点でも充分「長生き」してるんだが。




「長生きしたいでしょ?」


と、まるでそれが当たり前の価値観のように語られたことにうっすら違和感を感じて。




私、「長生き」したいのかなあ?




って改めて考えたんですよ。


それで気づいた!




私は、単に「長生き」したいんじゃなくて、


普通の毎日を苦しむことなく最期のその日まで穏やかに過ごせるように生きたい。




この高血圧の薬は、それが叶うんかいっ?


って話だよ。




今度の診察のときにまた「長生き」持ち出されたら、そのお医者さんに聞いてみよう!