2023年の総括と来年の抱負 | 成人してから始めたピアノ

成人してから始めたピアノ

大学生になってからクラシックピアノを弾き始めました。大人になって始めたからこそ味わう充実感や苦悩について、皆さんと共有していきたいです。

早いもので2023年もあと数時間となりました。

せっかくなので音楽を中心に一年を振り返ってみようと思います。

 

1月

・ピアノサークルの発表会で、徳山美奈子のムジカ・ナラを演奏。

約2か月で無茶に仕上げたので、今振り返ると相当荒い演奏で恥ずかしい限りなのですが、新しい挑戦ができて良かったです。ちなみにこの本番を最後に、革靴でピアノを弾くことをやめます 笑

 

・今も師事している先生のレッスンに申し込む。

当初、ムジカ・ナラをピティナで演奏する予定でしたが、この先生のアドバイスを受け、ムジカ・ナラはやめることにしました。この曲とあわせて披露できたらと思いながらドビュッシーの塔も練習していたのですが、ムジカ・ナラを直近で演奏する予定がなくなったので、塔の練習も休止することになります。

 

2月

・今年の本番に向けた選曲のため、とりあえずいろいろさらってみる。

ラフマニノフのエレジーが最有力候補だったのですが、なかなか譜読みが進まず、結局ラフマニノフは見送り。昨年取り組んできたメンデルスゾーンの幻想曲を磨き上げることにしました。

 

3月

・千葉市美浜文化センターの大ホールを借りる。

ピティナの予選会場となっているホールが比較的安価で借りることができたのでピアノ仲間とともに利用しました。ヤマハのセミコン(現在はCFⅢ)だったのですが、これが全く鳴らないピアノで…。ホールに反響板が設置されていなかったこともあり、サウンドも悪いなぁという印象でした。

 

・某サロンの弾き合い会に参加。

メンデルスゾーンの幻想曲(第一楽章)を演奏しました。今振り返ると、かなり粗い演奏になっていて、数か月弾かないとクオリティが落ちてしまうことを痛感しました。

 

4月

・ピティナ予選申込。

千葉と川口の予選に申し込みました。千葉は3月に使ったホールが会場。川口の方は自宅近くのサロンで、ここもレンタルが容易であることから選びました。

 

5月

・ラ・フォル・ジュルネで福間洸太朗さんの生演奏を聴く。

福間さんの演奏はCDでよく聴いていたのですが、直接聴くのはこれが2回目で、ソロ演奏は初めてでした。スクリャービンの幻想曲が大変すばらしく、ぜひ自分でも演奏したい!と思ったものの、難易度の壁にぶつかり、あっけなく挫折してしまいました。

 

6月

・ヤマハジュニアピアノコンクールを聴く。

偶然訪れたヤマハ銀座店でコンクールのセミファイナルが行われており、入場無料であったことからお邪魔しました。若い才能に溢れた演奏が続く中、一人とびぬけた子がいまして、、彼女が演奏していたスクリャービンのエチュードOp.42-4にすっかり夢中になりました。

 

・ピティナ予選1回目(千葉地区)。

良くも悪くも3月に借りたときの印象のままで、つくづく弾きにくいピアノでした。久しぶりの本番であったことから緊張もあったのですが、音がかなり抜けてしまい、終わったあと酷く落ち込みました。しかし、結果は予選通過。郊外の地区は通りやすいのだなという発見がありました。

 

7月

・ピティナ予選2回目(川口地区)。

前回の反省を踏まえ、大きなミスもなく比較的落ち着いて演奏できました。川口はグランミューズ部門のみであったことから参加者が多く、また非常にレベルも高かった(5人通過し、うち4人が本選でも入賞)のですが、問題なく通過できたことで自信になりました。

 

・ピティナ本選。

1回目はイントロで指が滑ってしまいかなり大きなミスをしてしまいました。その後は落ち着いて弾けましたが、審査員の心証は悪かったようで、奨励賞ラインに0.02点届かず、入選という結果に終わりました。正直、通過はできなくても奨励賞以上はもらえるだろうと思っていたので、とても悔しかったです。

翌週が2回目の本選でしたが、このときは弾き始める前にしっかり手汗を拭き、滑らないように気を付けました。演奏はほぼ予定通りに終えることができ、入賞はできたのではないかと思っていたところ、なんと結果は2位。全国大会に出場することになりました。結果を見たときは人生で一番喜びました!

 

8月

・ピティナ全国大会。

憧れのピティナ初挑戦で、まさか自分が全国大会のステージで演奏することになるなんて…という思いから、信じられないほど緊張したのですが、無事に演奏が終わり感無量でした。入賞はできませんでしたが、良い思い出になりました。

また、一曲に対して長く向き合ったことで、勉強になることが本当にたくさんありました。

 

・グランドピアノの選定。

グランドピアノの選定のため、所沢と高崎へ行きました。しかしこのときにはまだ決断できず、お断りしてしまいます。

 

9月

ピアノはお休みしていました。

 

10月

・黒木雪音さんのリサイタル

メンデルスゾーンの幻想曲を聴くために黒木さんのリサイタルへ行きました。改めて良い曲だなと思い、全楽章取り組んでみたいという気持ちが芽生えました。

 

11月

・引越しと同時にグランドピアノ購入。

悩みに悩んでグランドピアノを購入することを決めます。

 

12月

・グランドピアノ納品。

元を取るためにも毎日30分は弾こうと計画を立てていましたが、そんな心配も必要ないぐらいピアノに夢中になっています。

 

 

こうやって振り返ると、本当にいろいろな経験ができた一年だったなと思います。

来年は動画投稿などのSNSの発信にも力を入れていきたいと考えているので、よろしくお願いします。良いお年を!

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