夕食。さやえんどうの炒め物。さやえんどうを自分で使うのは初めてだったが、なかなか美味しくできた。これからも時々作ろう。最近八百屋で気になっているのはナタ豆。ネットで調べたら簡単に調理できそうだったから、数日以内にトライしてみるとしよう。

 

「聴解(ヒヤリング)」授業の副教材作りに取り掛かっている。

過去はずっと、ディクテーションをやってもらっていた。パワーポイントで、一ヵ所を空白にしてある文を表示して、その音声を繰り返し流し、空白を埋めてもらう。学生がやっている間、私は一人ひとりの回答を見て回る。この方法の良いところは学生全員と一対一でコミュニケーションをとれることだ。「合ってるね」、「半分合っているね」とか声をかけてあげられる。

 

問題点は効率が悪いということ。一クラス50人いるから、全員を見て回るのに5~8分ぐらいかかる。10個の文章で約1時間がつぶれてしまうわけだ。あと、私が回ってくるときは一生懸命やるが、自分の番が終わるとおしゃべりに夢中になってしまう。

 

そこで、来期は別の方法を試してみることにした。

この教材ではパワーポイントに一文ではなく、短い記事のような文章を表示し、空白箇所も複数作る。各々の空白箇所にはその単語の文字数を表示する。

 

「今日は( 2 )ですが、明日はいい( 3 )になりそうです。だから、( 4 )をするつもりです」

 

といった具合の文を複数行に渡って提示し、音声を流す。

 

回答はQQチャットグループに学生番号つきでアップしてもらう。最初に正答した学生が文字数に応じた得点を獲得するという具合だ。

 

実力のある学生は高得点が狙える文字数が多い空白部分を狙い、そうでない学生は文字数が少ない空白を狙うことになると思う。ゲーム性があるから、みんな楽しんでやれるのではないかと考えている。これまでの方法と違って成績に組み入れる得点がゲットできるから授業への真剣さも増すだろう。難点は歩いて回ることがなくなる分、必要な教材数が多くなることだが、これは仕方がない・・・。

 

ただ、本来的にはヒアリング力は授業を一生懸命に受けたぐらいで伸びるものではない。授業外の時間にどれだけトレーニングするかが肝要だ。だから、一定量の宿題を出してやってもらうというのが望ましいのだが、学生は皆寮に住んでいるから、友達の解答を写すだけの学生が大量に発生してしまう。そんな結果を成績に反映することもできないから、宿題の意義が見えない。何かうまい方法がないだろうかと考えているのだが、なかなか難しい。