午前中、雨が降ったり止んだりの中、電動自転車に乗って出入境局へ行ってきた。
先月民宿への宿泊時に同じことをやったので、迷わずに窓口へ行き手続きを済ませた。
帰路中途で見つけたスーパーで昼食用の食べ物を購入。
ここまでは良かった。
しかし、再び電動自転車に乗ってしばらくしたところで、急にバッテリー切れの点滅が始まった。
(な、なに~?)
出発時に75パーセントあったバッテリーが帰路では25~50%の間を行き来していた。
宿舎までは十分に持つだろうと判断していたのだが、甘かった。バッテリーが25%になると、自転車の速度そのものが大幅にダウンして、普通の足漕ぎ自転車よりも遅くなってしまったのだ。もはやバランスを保って走るのが難しいぐらいになった。
さらに進むうちに、完全にストップ。それでも、下車してハンドルを握ればゆっくりとは進んでくれるのでずいぶん助かった。
なんとか宿舎内のバッテリースタンドに到着。充電を始めることができた。午後まで放っておけば、授業には間に合うだろう。
まあ、ある意味早いタイミングでバッテリー切れの状況を経験することができて良かった。
バッテリー75%からだと1時間も走れないのかぁ。シンセンに住んでいた時は街のあちこちにバッテリースタンドを見かけたけれど、この地ではほとんど見かけない。恐らく住宅地の中に入ればあるんだろうけれど・・・。
常に100%を保つようにするのがいいんだろうけれど、さすがに面倒だ。75%では遠くへはいけないことを頭に叩き込んでおかなければならない。
万一もっと遠くでバッテリー切れになったら、どうしたらいいんだろう?
そう思ってタオバオで調べたら、電動自転車用のモバイルバッテリーが販売されていた。これを持ち歩くか、とりあず近場のシェア自転車に乗り換えて部屋に取りに行けばなんとかなりそうだ。うーん、買おうか買うまいか。
一休みした後、宿舎区の宅急便センターに宅急便を取りに行き、続けて飲料水の補給に行った。今回は手に入れたばかりの小型の7.5Lボトル。手軽に扱えるサイズだから、だいぶ楽だ。それでも電気自転車で坂を上るのはやっとやっとだったが。
今日は2年生の会話の授業。昨日のヒアリングの授業で自己紹介を済ませてしまっているから、いきなり授業に入れるのだが、どうしようか。昨晩から今日にかけていろいろ考えた。今回は湖南の短期大学と違って、一応4年制の大学だ。だから、湖南の学校より授業に熱心な学生が多いだろうと予想していた。しかし、昨日の学生の様子を見る限り、むしろ逆で、できるだけ努力せずに単位だけもらおうという学生が多いように感じた。そうなると、N1N2などの対策は別として、日本語を習得させようという必死の努力は空回りになる可能性が高いような気がする。さて、どうしたものか。
授業が終わった。昨日のヒアリングの授業に比べて学生たちの表情がリラックスしているのが見て取れた。
退屈そうにしている学生の顔もあったが、全般的には多く場面で笑顔が見られたから安心した。
今回は単語部分以外はテキストの文例には触れず、課のテーマである自己紹介を二人一組でやってもらうだけにした。一クラスの人数が35人と少ないから全員に順番が回るのは大変助かる。もっとも内容が複雑になってきたら、この人数でも全員は無理になるだろう。それでも、この学校ではとにかく各課のテーマをロールプレイ風にやってもらうということを目指す予定だ。教える時間を減らしてでもやってもらう時間を増やす。それを一学期続けてどうなるかを見てみたい。
授業が終わったのち、一旦宿舎に戻り、それから民宿で妻と合流し、商業街の夜市へ行った。
10年以上振りに露店で焼き牡蠣を食べた。湖南では食べよう食べようと思いつつ一度も食べなかった。今まで牡蠣で当たったことはないが、やはり怖いから一度機会を逃すと食べられなくなってしまう。そこで今日は思い切って食べてみたのだ。久しぶりの牡蠣は美味しかった。
食事後、しばらく民宿で休んで、宿舎への帰途についた。
夜、電動自転車に乗るのは初めて。ライトをつけて走ったが、それでも前方はうっすらとしかみえない。正面から電動自転車がライトなしで走ってくる場合もあるから、かなり危険だ。夜の走行は極力避けたほうがいいことがわかった。
明日は授業はなし。代わりにお昼に日本語学科の先生の食事会に呼ばれた。顔合わせを兼ねて歓迎会ということらしい。
どんな感じになるのかなぁ。