今日は授業なし。
午前早く、B先生から微信で「ビザ手続きを始めるので、必要な書類を届けてくださいと法務部から連絡がありました」とメッセージが入った。「では、今届けに行きます」と回答し、揃えてあった書類をまとめて法務部へ向かった。
部屋に入ると担当のX先生がいて届けた書類の確認をしてくれた(夏休みの間、対応してくれていたのは同じく法務部のY先生だったのだが、夏休みが明けてからこのX先生が担当になったらしく、先日の臨時居留証のときもこのX先生が対応してくれていた)。
届けた書類の中にはY先生から要求されていた各種「誓約書」があったのだが、「これはいらない」と軽く言われた。「いや、Y先生からかなり強く要求されて用意したのですが・・・」というとしぶしぶ受け取ってくれた。他にも「いらない」と言われた書類がいくつかあった。
最後に「来週の半ばまでに就業ビザをとっておきます。それから一緒に居留証を申請に行きましょう」と言われた。
「就業ビザというと、あの電子版のQRコードで読み取れるものですよね?」
「いや、実際にカードが発行されます」
「そうですか」
湖南のときは、電子版のものしかもらえなかったけれど、実物のカードも発行されていたのかな~?
とりあえず、これでひと安心。しかし、PDFで提出してあったHSK6級の証明書はいらないと言われたし、作成し出しておいたビザ申請書といると言われていた証明写真も要求されなかった。大丈夫かな~。
お昼は日本語学科の先生方と顔合わせの食事会が開かれた。
近所のレストランで食事。私の妻も呼ばれ、中華テーブルを囲んでの食事会となった。
役職としては主任のA先生とB先生が一番高いようだったが、古参の他の先生方にずいぶんと気を使っている様子だった。
私は古参の先生方とは話す機会がなく、もっぱらA先生やB先生と話をした。
午後いちに会議があるとのことで、1時間半ほどで食事会は終わった。
私と妻はその足で商業街へ向かいショッピング。終わると、妻を民宿まで送って、宿舎へと戻った。
帰宅後、昨日2年生の「会話」授業でやった小テストの採点をした。
「月日」や「数字」や「年齢」の読み方をひらがなで書く簡単なものだ。
・・・びっくりするぐらい出来が悪かった。
まともに答えられていたのは35人中5人。そこそこなのが5人。残りはボロボロの結果。
湖南の短期大学の学生でももう少し出来ると思うのだけれど・・・。
ただ、よく考えると、こうした「月日」や「数字」や「年齢」というのN1・2・3で重視されているものではなく、書けなくても点数に関係ないのかも?1年生のときは、他のことに重点をおいて指導されていたのだろう。抜き打ちテストでこれだけ回答できていれば、いい方なのかもな。
でも、できたほうがいいのは間違いない。今回は抜き打ちだから成績に関係なしということにしたが、明日成績に入れると伝えた上で来週同じテストをやることにしよう。
そう言えば、食事会のとき主任のA先生から、「こちらの学生は長沙の学生と比べてどうですか?」と尋ねられたっけ。
てっきり雰囲気のことかと思って、「長沙の学生はコスプレとか着ている子も多くて、キャッキャッとした感じでしたが、こちらは学生たちは大人っぽい雰囲気ですね」と答えたのだが、不満そうな顔をしていた。今思うと学生の日本語の実力について尋ねられていたのだろう。良かった。小テストの結果を見る前で。テスト結果を見た直後だったら、何も考えずきつめの評価を口にしてしまったかもしれない。
明日は同じく2年生の「文法」の初授業だ。当初の予定ではN3対策のテキストに沿って文型の説明をしたり、短文作成をさせたりするだけにするつもりだった。しかし、小テストの結果からすると、もうちょっと基礎的なことにも力を入れた方がいい気がする。動詞の分類や活用形、助詞の使い方とかも並行して教えていこうかな。
ともあれ、忙しい一日が終わった。