NYダウは3万4000ドル台まで小幅値下がりしている。

米経済の好調さが鮮明になる中、FRBがインフレ対策で利下げ判断を急がず、高金利政策が長期化するとの見方が優勢になっているためだ。

 

米長期金利は今年最高を更新し、株式市場では持ち高調整が誘われた。

しかし、既に来年1~3月期に利下げが行われないことは織り込みが進んでおり、徐々に金利環境は落ちつきを取り戻すことになるだろう。

 

そのことが金利低下を意味するのかは不透明だが、実体経済や企業業績環境の底固さを考慮すれば、金利上昇さえ一服すれば押し目を買い拾われる可能性が高いとみる。

まずは3万5000ドル台へのレンジ切り上げが打診されよう。