対話無き日々 ここまでをまとめ読み その3
想いやりトークチャンネル【ブレストと哲学対話の違い 対話のスペクトラム】
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のつづきです。
もちろん、高齢者の命はどうでも良いという話ではない。
ただ、自分たちは、今、大人になっている。
自分より年配の人たちから愛され、身を挺して守ってもらって、
そして今、自分たちは大人になり、高齢者になっている。
そのことを忘れてしまったかのような振る舞いが多過ぎるのが
現代日本の高齢者たちである。
新型コロナウィルスに対する過度な感染対策の影響であろうと思われるが、
子供や若者の不登校や自殺が増えている。
孤独に耐え切れずに精神を病んでしまった若者も多いと聞く。
嗄声(させい)になってしまった学生や(大学の講義室などの)大勢の人が
いる環境に入ると貧血を起こすようになってしまった学生も散見された。
驚いたことに、こういった事例を示しながら、時間をかけて
高齢者の方々と対話すると、多くの方々が大変に心を痛め、
その子たちのその後がどうなったのかを、とても心配する。
「この国の感染対策は間違っていた!」
と声高に叫ぶ人もいる。
「私たち年寄りのことなんか、どうでものいいのに!」
と涙ながらに語る高齢者の方もいる。
知らないのである
子や孫と離れて暮らし、テレビくらいしか情報源がない生活を続けて
いるので、自分の国の現状に関する知識が極めて乏しいのである。
「自分が感染したくないから」という理由で休校、子供たちのマスク着用や
黙食を支持する“死に怯える高齢者”と、感染対策の影響で苦しむ子供、
若者たちに心を痛め、心配する高齢者。
どちらが本当の日本の高齢者なのであろうか?
これは、互いに対話を重ねなければ見えてこないのである。
今の日本では、
自分が死ぬまでに
もらえそうな
年金の金額
を必死に計算している中高年がとても多い。
様々な経済指標に表れている我が国の凋落ぶりを目の当たりにしても、
後の世代の心配をすることなく、
自分たちの世代は
滑り込みセーフだぁ
と言い合っている中高年を幾度となく見てきた。
その計算の元になっているデータは、これまでに何度も下方に修正され
続けてきて、これからも下方修正され続ける可能性が極めて高い厚労省に
よる試算なのだから、何とも情けない限りである。
真面目に一生懸命勤めていれば年功序列で収入は上がり、家族からも
尊敬される。
それなりに出世もし、自分の権限で判断できる仕事も増える。
部下たちからは信頼され、可愛らしい女性社員のお尻を軽く触るくらいは
笑ってすまされるような立場になれる!?
そう思って、数十年におよぶサラリーマン人生を耐え抜いて来た。
つづく-> 対話無き日々 ここまでをまとめ読み その4
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