対話無き日々 ここまでをまとめ読み その6
想いやりトークチャンネル【恐怖マーケティング ~対話を減少させてきたもの~】
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のつづきです。
若年層に重い負担がかかっている年金や健康保険などの社会保険料。
その大部分は
高齢者のために使われている
であるにも関わらず、新幹線や飛行機に乗ると、ビジネス客や若者の
グループ旅行よりも、楽しそうに行楽に出かける高齢者グループが目立つ。
コロナによる行動制限が解除され始めた時期などは、これが特に顕著で
あった。
同時期の多くの若者には、学校などから自主的な行動制限継続の要請が
なされ、授業は相変わらずリモートで行われていたのだから、何とも複雑な
気分になる光景であった。
街中のショップなどでは、大きな声で店員を恫喝する高齢者クレーマーを
頻繁に見かける。
ちょっと調子が悪いというだけで病院に行って、健康保険で高額な検査や
治療を受ける高齢者も多い。
成田氏の意見に賛同する
若年層が少なからず存在するのも
致し方のないことか
ここで、1972年~1974年に内閣総理大臣を務め、
70%
という驚異的な支持率を有した田中角栄氏が1972年(戦後25年目)に
行った街頭演説の内容を以下に抜粋して紹介する。
戦後25(歳)だった人は50になり、50の人は75になり、75の人は100に
なるんです、皆さん。本当に大地を這い舐めずるような苦労をしてきた
この人たちを、お年寄りになったら誰がいったい面倒を見るんですか?
お互いが面倒を見る以外にはないのであります。皆さん、本当に、お年寄りに、
「ご苦労様でございました。この世に生まれたことを喜んでください」と
言うには、我々が働いて、お年寄りは我々の責任において担って行かなければ
ならないんです、皆さん。自分たちが働かないで、自分たちが努力をしないで、
どうして、いったい、老人を大事にするような良き社会ができるのでありましょう。
皆さん、お互い、みんなやっぱり、年寄りになるんです。
だから今、老人対策を行いながら、お互いが年寄りになったときも、社会が
公共の力で、お年寄りの面倒を見るような制度を完備することこそ、真の日本の
社会保障の拡充でなくて、なんでありましょう。皆さん、親が、親たちが、
我々のために汗を流してくれたように、我々も子供のために、もうひと汗を
流そうという考えのもとに、はじめて、理想的な日本が築き上げられるので
あります。
『田中角栄』日本人の心を惹きつける名演説 | HD版,YouTube [政治篇] 記憶に残るFilm,
2020(参照 2024.2.8)より
若者たちと、前回紹介した田中角栄の演説のようなテーマで対話してみた。
1972年には、こんな演説をする人が7割の国民から支持されていたのだと伝える。
そして、現代の高齢者も裕福な人ばかりでなく、家族も無く完全独居状態で、
月に数万円の年金だけで暮らし、具合が悪くても病院へ行かれないままに
孤独死している人が山ほどいるのだと話し、どう思うかと尋ねてみる。
すると、多くの若者たちは驚愕し、高齢者問題を真剣に考え、
自分たちに何が出来るのかを
議論し始める
のである。
知らないのである。親や兄弟、友人たちと対話することも少なくなり、テレビと
限られたニュースサイトやSNSくらいしか情報源がない生活を続けているので、
自分の国の現状に関する知識が極めて乏しいのである。
つづく-> 対話無き日々 ここまでをまとめ読み その7
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