一寸の虫にも五分の魂
読めば泪する思い
Hよ、
一寸の虫以下になった君に形而上の認識をもう要求しない、もういいよ。
せめて
人間としてお父様のこのお姿を
五分の魂で思って欲しい
時間の有効活用
たっぷりとした時間があれば
どれほど、勉強がはかどるだろうと、
誰しも夢想する。
ゆったりとした書斎や勉強部屋があって、
誰にも邪魔されず、自分一人だと、
さぞ立派な知的生活ができるだろうと
空想する人も多いだろう。
だが、幸福の女神は、
短い時間を大切にした人と、
狭い空間で苦闘した人にしか、
そんな未来は与えないのだ。
高校生時代の私は、
揺れるローカル線のディーゼルカーの中で、
英文解釈の参考書を八回、
五百ページの英文法の参考書を五回、
英作文の参考書を三回繰り返し、
さらに世界史のサブ・ノートの暗記や、
英単語、英熟語の暗記に励んだ。
駿台の基本英文七百選も、
バスの中で十回繰り返して暗記した。
新入社員時代は、
朝の五時四十五分からトイレで本を読み、
常磐線柏駅から松戸駅までの間に、日経新聞を読み、
松戸駅から、赤坂駅まで、
立ったまま赤線を引いて古典を読んだ。
コマギレの時間の有効活用が、私の頭脳を鍛えたのだ。
時間の有効活用
―大川隆法総裁 心の指針59―
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