こんばんは。


前回は素晴らしき肥前浜宿を堪能しました。

肥前浜からは、いよいよ九州から抜け出し、最北の地を目指す行程に戻ります。


肥前浜駅は観光の玄関口だけでなく、最近では鉄道においても重要な駅になりました。
長崎本線は新幹線開業に伴い一部区間が非電化となりましたが、その境界駅が肥前浜駅です。
青いディーゼルカーは、肥前浜から先の非電化区間を走り長崎まで。
これから私が乗車する銀色の817系電車は、電化区間の鳥栖方面に向かいます。
非電化区間にいわば格下げとなってしまった肥前浜〜長崎は、残念ながら本数も減らされ少し寂しい印象です。
しかし、鉄道ファンにとっては景色の素晴らしい区間を国鉄型ディーゼルカーで移動でき、楽しみも増えました。
青い車体もとても良く似合ってます。
長崎方面行きのディーゼルカーを見送り、私は鳥栖方面の電車・817系に乗り込みます。

肥前浜 14:03発 普通鳥栖

肥前鹿島 14:07着

普通列車でそのまま鳥栖まで行くのも良いですが、今回は新しく誕生した特急に乗るために、あえて次の肥前鹿島で途中下車しました。
肥前鹿島は祐徳稲荷神社の最寄り駅。
駅の所々が朱色に塗装され、神社の最寄りであることを印象付けます。
肥前鹿島からは、新設された特急「かささぎ」に乗ります。
新幹線開業に伴いメインルートを外れた長崎本線の博多〜鳥栖〜江北〜肥前鹿島を通る特急として、新たに誕生しました。
佐賀県鳥でもある「かささぎ」が由来で、サガン鳥栖のマスコット・ウィントスも同じかささぎ(カチガラス)ですね。
由来はとても素敵ですが、言いづらい特急列車です。
肥前鹿島 14:50発 特急かささぎ110号

今回は885系ですが、783系や787系も使用されるので、いろいろな「かささぎ」に乗るのも楽しみの一つになりそうです。
博多 15:53着

あっという間に博多に戻りました。
やはり特急は素早いです!
そしてすぐの乗り換えで、小倉方面へ向かいます。
今度も885系で、「白いソニック」です。
青いソニックが良かったな…と正直思いました。

博多 16:00 特急ソニック37号
小倉 16:41着

鹿児島本線の博多〜小倉の特急に乗る機会があまりありませんでしたが、この区間の特急は恐ろしい速度で爆走し、とても爽快な気分でした。
前日に36ぷらす3に乗ってはいますが、観光特急のせいか、ゆっくり目に走っていたと思います。
885系自慢の振り子性能を発揮しながら、あっという間に小倉に着きました。
そして、小倉といえば「かしわうどん」!
毎回必ず食べますが、何度食べても美味しいです!
乗り換えの合間につるっと完食です。

小倉 17:01 普通下関

いよいよ九州とはお別れ。
ステンレスの415系で本州へ戻ります。
門司では、電化区間が交流から直流に変わるため、車内が一旦暗くなり、電気が落とされたことを実感します。
先頭に乗ったので、かぶりつきで関門トンネルを楽しめました。

下関 17:16着
下関 17:17発 普通岩国

下関では1分の乗り換え時間ですが、対面乗り換えなので安心です。
黄色の115系に乗車し、新山口まで向かいます。
途中の駅で小休止。
黄色い車体がよく映えます。
古い転換クロスシート。
今回36ぷらす3という豪華すぎる特急に乗りましたが、その豪華な座席よりも私はこの古いクロスシートの方がだいぶ快適でした。
おそらく、私にはこちらの方が合っているのでしょう。
どんな豪華な列車よりも、国鉄車両のボックス席や転換クロスシートが落ち着きます。

新山口 18:29着
一気に新山口まで来ました。
本日はここまでです。

駅前のホテルにチェックインし、居酒屋で軽く…🍶

観光もあり、新しい特急あり、古き良き国鉄車両あり。
我ながら良い行程と一日だったと思います!