お世話係をしている娘。


家から飼育ケース(虫入り)、霧吹きを持たせて、教室に置いています。


クラスみんなで観察するので、そのうち誰かが落としたりしてケースの取っ手が取れたり、蓋が割れたり、まぁ色々あるだろうなと思いつつ、わざと壊そうとしたわけではないなら「次から気をつけよう」をクラスで共有できたらいいやと思っていました。



学校に飼育ケースなどを持っていき1週間。


霧吹きが壊れたと娘から報告がありました。


お世話係以外は霧吹きは触らないというルールがクラスにあったのに、お世話係以外の子が気になって触ってしまい、落としたら割れて水が漏れるようになってしまったらしい。



娘がどう対応したのか説明してくれたので聞いていくと


割ってしまった子は顔面蒼白で、すぐに娘に謝った。


わざと割ったわけじゃないのはその様子ですぐ娘に伝わり、誤魔化したりせずすぐ謝ってくれたことで、娘の中では、悲しかったものの和解モードに。


娘は、お世話係以外は霧吹きを勝手に触らないっていうルールを知らなかったのかな?忘れてたのかな?と思って、確認してみた。


その子は、ルールは知ってたけど、霧吹きを目の前にしたときはすっかり忘れて、触ってしまった。

次はルールを覚えておく、気をつけると。


それを聞いて、わざとじゃないよなぁとは思ってたから、もういいよと娘。


このまま霧吹きがないと虫のお世話ができないから、新しいのはお母さんに頼んでまた持ってくるし大丈夫と伝える。


お世話係4人で話し合って、「きりふきはおせわかかりだけつかいます」と自由帳のページに書いたものを飼育ケーススペースの壁に貼った。


というものでした。



娘の説明でだいたい状況は分かり解決したようだし、割ってしまった子が担任の先生に自分で言いにいっていたとのことなので、そのまま連絡帳などには何も私から書きませんでした。



翌日、担任の先生から電話があり、内容はこの霧吹き事件のことでした。


娘からひと通り聞いていたものの、主観的な部分もあるだろうと、先生からの話も聞きましたが、話は一致。


相手の保護者の方は霧吹きを弁償すると言っていると聞きましたが、うちが持って行きたくて持っていった物だし、壊れることはあるだろうと想定していたので、その申し出はお断りしました。


(霧吹きが壊れたその日すぐ、新しい物も娘と買いにいきましたし)


霧吹きが壊れたのは教室内に先生がいないタイミングで、授業が始まる前だったそうですが、授業が終わってから相手の子が先生に伝えに行き、先生が子供から事情を聞き始めた時には、子供同士で話がついていて驚いたとのことでした。


娘が相手の子と話をして、次同じことにならないよう係で対策を考えてたことを、「相手の子の話を怒らずに聞いて、今後どうしようかよく考えて行動に移せたとに感心しています」と話してくださいました。



娘はもともとあまり争うのが好きではないし、家でもわざとではない失敗は仕方ないよね、次どうしよう?という流れにしているので、娘にとっては全く怒るポイントがなかっただけだと思いますが、娘のことをこのように見てくださっているのは親としてうれしいお話でした。



娘にも先生が感心していたことを伝えると、照れたような何とも言えない表情でした。


引っ込み思案なところはあり、もうちょっと主張してもいいのでは?と思うこともあるけど、必要な時と場合にしっかり主張ができてるなら、これでいいのかな。