3歳からずっと参加させてもらっている田んぼのオーナー制度。

(結局今年も参加にしました)


田植えと稲刈りだけでなく、その途中の田んぼ周辺のお世話や生き物観察も参加者で行います。


地元の博物館学芸員さんも参加してくださるので、名前や生態の解説もあるし、子供たちが無茶をして生き物を傷つけないよう、しっかり注意してくださいます。


むやみに手で魚やカエルを触らない、人間で言うとヤケドだよ!など。


また、捕まえることが楽しくてたくさん採っても、家で飼いきれず死なせてしまうのは生き物の命を大切にしていないことになるので、観察のために捕まえても、家で飼える範囲の数、大きさ、種類なども指導が入ります。


リリースの際も、高い位置から落とすように網から放すとダメージがあるから、そっと水にバケツの水ごと放すことも教えてもらいます。



今の娘は、田んぼより、今の時期の生き物観察が楽しみで楽しみで。


何が見られるかと、図鑑を見ながら妄想を楽しんで迎えた当日。



自分たちで網を入れて生き物を採って良い時間帯が始まってすぐ、なんと娘の網に大きな魚。





娘、大興奮。


おそらくフナの成魚かな。


娘は魚の体に傷がついていることを気にしていましたが、娘は網でガチャガチャかき回したわけではなく、私の網とで静かに追い込んだだけなので、娘の網でつけた傷ではないと思うとスタッフに言ってもらってほっとしていました。



これだけ大きい魚は、産卵のために田んぼに上がってきて、そのまま元の川に帰れていない親魚のようです。


娘はこんなサイズの魚を採ったのは初めてで、飼ってみたいなぁと言っていましたが、とても家の水槽では飼えないサイズだし、傷も付いていて我が家の知識と技術ではすぐ死なせてしまうと説得し、スタッフの方に引き渡しました。


魚以外にも、カメ、アメリカザリガニ、ゲンゴロウ、カエル、ヤゴ、ミミズなど色々出会いましたが、結局我が家は、ナマズ(稚魚)、フナを連れて帰ることにし、携帯用ポンプを使いながら大事に自宅へ連れ帰りました。


昨年、ナマズを1匹連れて帰ったのですが、蓋が緩かったようで、夜中のうちに水槽から飛び出してしまい、朝気づいた時には床で死なせてしまいました。


「ごめんね」と言いながら土に埋めたこの時のことを娘もよく覚えていて、今年は蓋がしっかりしまっているか確認してから布団に入っていました。


色んな生き物を捕まえて、うまく扱えなくて死なせてしまうこともありますが、死んじゃった…で終わりではなく、生き物のおかげで本当に娘はいろんなことを考える機会になっています。



さて、当日見つかった生き物を水槽に入れて学芸員さんの解説後、自由に観察タイムとなると、娘はひたすらスケッチ。




最近お出かけの際は必ずノートとペンを持ち歩いており、気になるとすぐメモかスケッチを始めます。




カメがこのカゴの高さからは余裕で脱走を繰り返していてびっくりでした。




今やなかなか見られないマゴイも見られて大喜び。


小学生になったら勉強の時間も確保したいし、週末の度にお出かけは…と思っていましたが、やはり外に出て自分で体験するのはおもしろい。

そして楽しい。
(私が笑 たぶん娘も。)




スケッチで描く絵も、幼児時代から段々進化しているのが目に見えておもしろい。


娘がもう行きたくないと言うまで、体験イベントは参加したいなぁ。