余花朗うなぎツアー2024その2
にごりも出てきて結構いいペースで仕上がってきました。
蔵元の中井さんからお酒の説明。
それぞれのお酒の特徴について質問したり、今年の酒造りはいつから始まるのかとか、そんな話をしてみたり。
これもまたいい酒の肴で、お酒がクイクイ進みます。
そして、メインのうなぎが登場!!
蒲焼き、これですよ!!😊
そして、なんと一緒に出されたお酒はうなぎ専用酒!!
余花朗に来たお客さんにアンケートをとって、一番人気だったお酒になったのだそうです。
味わい的にはかなりおとなしめ。
うなぎといわず、なんでも合わせやすいかなという印象。
まあ、アンケートで多数派の意見をとってしまうと、自ずと無難な味になってしまうので仕方ないです。
ちゃんと合わせるんだったら、愛山の生原酒の5年熟成の燗酒が一番しっくりきたけど、そもそもそれは数がないし、もうちょっと量もあるやつで考えたらええとこどりの純米無濾過生原酒かなぁ。
この辺の商品チョイスは悩ましいところです。
まあ、それはさておき、うなぎです。
しじみ汁が一緒に供されるのがうれしい。
関東ではしじみ汁のしじみは食べないと聞いたことがありますが、はたして?
福井では普通に食べてました。
食文化の違い、地域差が薄れてきているとはいえ、細かいところはまだまだね。
滋賀県は特に琵琶湖が真ん中にあって、その周りはそれぞれに違った食文化が発達しています。
なので、湖東、湖西、湖南、湖北で全然違うんですよね。
名物料理も違ったり、でもやっぱり琵琶湖を中心とした共通文化もあったり。
共通文化のひとつがコレでしょう。
鮒寿司!!
今は自分の家で鮒寿司をつける人はずいぶん減ったと思いますが、昔はあちこちで漬けていたそうです。
あそこの家は名人だとか、あそこはイマイチだとか、そんな評判もあったりしたのかな?
昔、滋賀の知り合いが実家で漬けたという鮒寿司をもらったことがあるのですが、あれは強烈だった。
鮒寿司は臭くて、クセが強くて、食べる人を選ぶという巷のウワサを地でいくような強烈なヤツでした。
そういうのからすると、こうやって料理屋さんで出される鮒寿司は上品です。
この鮒寿司もほどよい酸味と乳酸発酵の香り。
決して強烈な臭みというタイプではないです。
まあしかし、鮒寿司はやっぱりお酒がすすみます。
ここまででまあまあの量を呑んでるはずなんですが、このタイミングで出てくる燗酒のまた罪深いこと。
「まあ、今日は休みだしこの後も予定は何もないからいいかぁ」
と欲望のおもむくまま、盃を進めていきます。
だいぶ仕上がってきたかなあというところで、〆のうな茶。
コレコレ!!
出汁が注がれます。
これを混ぜて・・・・・・。
うまい!!(*≧∀≦*)
いやあ、たまんないですね。
最後はデザート。
コーヒーと一緒にいただきます。
いやあ、堪能しました。
至福のひととき。
中井さんからピピくんの近況と去年の状況の説明を聞いて、いろいろと納得。
日本では報道されない色々なことがあったんだなあ。
事情を知りもしない評論家や記者が好きなように酷評してたのには心を痛めてましたが、彼らの取材力のなさを今なら鼻で笑うことができます。
そして、今年の活躍にきっと彼らも手のひら返しでほめまくることでしょう。