2023年12月21日(昨日)の午後

チェコで前代未聞の悲劇が起こりました。


カレル大学哲学部の建物で

その大学の生徒だった24歳の男が

銃を乱射。


14人もの人が亡くなり、24人が負傷しました。


警察によれば、銃撃犯の父親もその日

自宅で亡くなっていたそうです。


犯人も死亡。

精神疾患があったとされ

自○願望を抱いていたと。




未だに、

本当にこんな辛い事件が起きたのかと、

信じられません。


自分と家族が暮らす場所

そして多くの人に愛される

美しいプラハの街で。。


チェコはスリがいるくらいで

治安は比較的いい方だと

10年間プラハの暮らしで

そう感じていただけに

ショックです。



プラハカレル大学哲学部の建物付近は

これまで何度も前を通っていましたし

建物の中へも昔、講義を聞きに

入ったこともありました。


1年前にトラムから撮影したカレル大学前の広場と

ルドルフィーヌ劇場(大学側を背にして撮っています)



この事件が起きた日に

私個人が感じていたことですが

この日、実は天気が異常で

変な空気が漂っていました。



長男のお迎えにいったのが

午後3時頃だったのですが

(事件が起きていたのも

このくらいだったようです)


ものすごい強風


帽子が飛ばされないように抑え

周りに何も飛んでこないか

倒れてくるものががないか伺いながら

小学校へ向かいました。


身の危険を感じるほど、危ない風でした。


なぜかわからないけどその時

歩きながら不吉な予感がしてて。


コンロの火は消して出てきたよね、とか

変な人が来たらどうしよう、とか


色々と心配な思いが

ランダムに頭をよぎりました。


そんな思いを頭から振り切って

とにかく早く家に帰ろう。


長男を強風から庇いながら

目を開けるのも辛いなか、必死な思いで帰宅。


家に無事帰り、しばらくして

なんとなくネットを見ていたら


「プラハカレル大学で銃撃事件」

目を疑いました。


すぐに職場の夫と連絡をとりました。

念のために。

大丈夫だよね、、そうだよね


確認したくて、安心したくてメール。

無事だとわかり、ひとまず胸を撫で下ろし。


日本の母にも、寝てるだろうけど

無事でいることをラインで伝えておきました。


事件が起きた建物のすぐ斜め向かいには

のだめカンタービレの撮影場所にもなった

ルドルフィーヌ劇場があります。

(上の動画に写ってる大きな建物です。


そこへは、ちょうど最近長男が

学校行事で演奏を観に行ってきたばかりです。



外の広場はヴルタヴァ川沿いの散歩道もあるし

プラハ城も眺められるし、観光客も

よく行き交っています。


犠牲になった学生さんたち、

未来を絶たれてしまい、本当に残念です。

彼らのご両親やご家族親戚、友人のことを

思うと…なんと言えばいいのか、

言葉もみつかりません。



本来、チェコのクリスマスは

家族と過ごし

伝統である鯉のフライを食べて

プレゼントを受け取って。

普段であれば、暖かくて

喜び溢れる特別な時間です。



犠牲となった人たちのご冥福をお祈りします


そして、

御遺族の方と、近しい人たち

お友達やパートナー

そして今、病院で手当を受けている人たちが

心身共に、回復できますように


心からお祈りします。


大好きなチェコ。

辛い気持ちが溶けるまで

暖かい祈りを込めて

ぎゅーとあなたを抱きしめるよあじさい


そんな思いでいる、昨日の今日でした。