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誠にありがとうございました。
緊張もあって中盤あたりから力が入って
指が動きにくいなどを自覚し、
普段音を外さないところで
大きくミスタッチをしてしまいました。
ただ、そのあとは逆に開き直って
最後まで弾き切ったという感じでした。
練習量が全てではないですが、
出演1−2週間前から
本格的に練習再開し
ピアノに触っている時間が
しかし、
先生の今までの御指導と
今回の数回のレッスンの賜物以外の
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
人生、
色々な事態が起こります。
年単位のお休みから
ようやく復帰されたと思ったら、
コンサートが迫る中、
全く練習できない日々が続く事態となり、
さすがに、これは無理、、と
本番１か月前に、
長い詳しいメールでご事情を書かれた上で
「出られない」とご連絡を頂きました。
出られない場合は
アナウンスによる対応なので
１ヵ月も前から決めなくていいですよ、と、
前日の決定でも対応できるので、
諦めるのは、
もう少し直前になってからにしましょうと、
お返事しました。
それでも、出ないという事であれば、
もちろん、強制などする気もないですし
大人の方に、できるわけもありません。
でも、この方は、
諦めることを延期してくださって、
その結果、
奇跡のような少ない練習時間で
誰もそうとは思わない演奏が実現しました。
この方のリハの際、
舞台袖に最初の部分か聴こえてきた時、
最初から速い動きに適切なタッチで
素晴らしい音がホールに響き、
本当に、感動しました。
長年の門下生なので、
私のレッスン内容を深く理解し、
信じてくださっていたことと、
何より、
この方の集中力あってこそと思います。
元々は、
常に練習していなければ
指が動かない弾き方、
手が痛くなる弾き方でした。
だからこそ、
「弾き方」による重大な差を
深く理解されていました。
それでも、元に戻る時は戻ります。
弾き方が
すっかり戻ったところからの
再スタートでした。
（それは、率直に、お伝えしました。）
信じて頂けるかどうかわかりませんが、
弾き方が戻ってしまった・・と
しっかり自覚できたら、、
ピアノに向かわなくとも、
そのことを意識するだけでも、
少しずつ、感覚が良い方向へ戻ってこられるのです。
その次のレッスンでは、
もう、かなり良いタッチに改善されていました。
ハンガリーの恩師のお一人は
「指はピアニストでなくても動く。農夫でも。」
と明言されました。
それは、つまり、
常に、ピアノに向かって
沢山練習できる人でなくても
指は動く・・ということです。
指が動きやすい弾き方を、
伝えたい、広めたい、と、
改めて深く思いました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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Megumi（野谷 恵）
■「希望の音」のご報告記事
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■学ぶから伝えられる/フランスの国際コンクールに孫弟子ちゃん入賞
■音楽が見えてくるレッスン
■整形外科でビックリされたのは・・
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■門下生がヨーロッパの国際コンクールで・・