6/23(日)に新宿花園神社にて、新宿梁山泊のテント公演『おちょこの傘もつメリーポピンズ』を観てきました。この作品は今年亡くなった唐十郎さんの作品です。

 

私はこの数年、テント公演を観ていますが、毎回、新宿梁山泊でチケットを申し込んでいました。メールをして、後日連絡が入ると、銀行で振り込みをして、チケットが郵送されるものでした。それが数年前からオフィシャルサイトにチケット予約の画面が出来て、そこから申し込むようになりました。いつも前売り発売開始日当日に買うことが多いのですが、そんなに慌てなくても買えたのでした。

 

しかし今回は、前売り発売開始日にサイトに入っても、チケット画面に移動しなくて、何度もやり直すことに。いつの間にか完売になっていました。今までで当日、それも1時間もしないうちに全公演完売になるなんて、考えられないことで。なので、諦めることにしました。

 

ただ、全公演即日完売になったことから、先方も考えてくださったようで、若干の当日券が販売されることになりました。希望日の前日の昼12時~夕方6時の間に専用サイトで申し込みを行い、抽選で当たると取れるというものでした。ただ当日、来られなかった場合(=空席)を考え、キャンセル待ち対応もありました。約10日間(6/15~25)の公演で、私は平日の方が取れるのではないかと思って、中日近くの水曜日を狙いました。しかし連絡が無く、外れました。あと行ける日と言えば、6/23のみ。日曜日だけれど、カルチャーセンターの演劇講座が終わったら、直接行けば良いからです。これで外れたら諦めるしかありません。何とかキャンセル待ちの中に入れました。番号は「3番」。当日券の当たった人が何人いるのかわからず、落ち着きません。その場にならないとわからないからです。なので、夫には観られたことを考えて、夕飯は作らない、済ませて欲しいと頼みました。新宿3丁目でトンカツ定食を食べ、祈る気持ちでした。

 

観られたら良いけれど、観られないことを考えて、パンフレットを買い、チラシももらいました。入場は開始時間の30分前から、指定席(=椅子席)と自由席(=桟敷席)と入り口が分かれて入場していましたが、キャンセル待ちはその場で待機です。しばらくして立見席も呼ばれましたが、私はまだ待機です。開始10分前、ようやくキャンセル待ちの番号の呼び出しがあり、隅っこの見切れ席ではありましたが、中に入ることができました。テント内は満員でかなり暑かったです。

 

他の出演者の旗もあって写真も撮ったのですが、重すぎて貼り付けられませんでした。

 

まぁ出演者で中村勘九郎さんや豊川悦司さん、寺島しのぶさん…といったベテラン勢が出演する作品ですから、普段新宿梁山泊の公演を観ない方も多くいらしたと思うので、チケットが取れなかったのでしょう。本当にラッキーでした。

 

芝居は2幕構成で、私のお目当ての松田洋治さんは、後半にしか出ていらっしゃらなかったのですが、センターの高い位置にいらしたので、隅っこの見切れ席でもしっかり観ることができました。芝居で観られなかったシーンは、一番最後の壁が取り払われたところでしたが、そこは勘九郎さん(=主役)のところなので気にしません。

 

芝居が終わってから、外で待っていると、松田さんと会えまして、お話できました。この時は言わなかったのですが、翌月のトークショーの後の懇親会で直接お話した時に、チケットが取れずに、当日のキャンセル待ちで観られたことを話したら、前売り開始日は5分でサーバーがダウンしたのだとか。なるほどね。

 

家に帰り、パンフレットとチラシ、チケットを見てみました。渡されたチケットが…。

 

 

…んんっ!?前日のチケット!?受付で番号が呼ばれて、お金を払い、チケットを握ったままテントの中に入りました。その時にチケットを入り口で見せたのは覚えているのですが、そこで指摘は受けませんでした。まぁ観られたからいいっか。

 

ちなみに小椅子補助席とは、指定席の椅子席ではなく、観客席の両端にある、見切れエリアの小さな椅子席のことで、幼稚園児が座るような椅子やアウトドア用の椅子などいろいろありました。お尻の大きな私にとっては、かなりつらかったです。

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