南阿蘇鉄道、見晴台駅から歩いて、高森湧水トンネル公園に到着しました。
高森湧水トンネル公園は、元々国鉄高森線だった南阿蘇鉄道の高森駅と
元々国鉄高千穂線だった高千穂線の高千穂駅を結ぶ鉄道として
トンネルの工事が始められました。
しかし、工事を行うと、度々出水事故が発生し
6480mのトンネルの内、2055m程掘った時点で工事は中止され
しばらく放置されていました。
その後、高森線は南阿蘇鉄道に転換され、高千穂線は高千穂鉄道に転換。
高千穂鉄道は、後の台風被害により復旧を断念、廃線となりましたが
南阿蘇鉄道は、地震被害から昨年復旧しています。
明治時代に遡る鉄道建設の話ですが実際工事を開始したのは、昭和48年のこと
その2年後には、出水事故で町内は断水が発生するなどしたそうです。
工事が続き、完成していれば、ここを列車が走っていたのかもしれません。
トンネルの出口からは、水路が繋がっておりかなりの水量がある様です。
この水は飲料水や、農業用水として活用されているそうで
清掃作業を行っていましたが、若い男性が作業を行っていましたが
消防ホースの水圧で倒れそうになるなど、作業は大変そうでした。
トンネルの入り口が、受付になっています。
完成しているトンネルの内、550mのみ現在一般に公開されています。
トンネル内の気温は17度、水温は13度。
年間通じて変化は無いようで、夏は涼しく、冬は暖かく感じます。
特にこのところの猛暑日、この日の最高気温は36度以上であることを考えると
温度差およそ20度、真夏の避暑には最高の場所かと思います。
年中17度なら、トンネルで暮らすのも快適かもしれません。
光は当たらず、じめじめしている可能性はありますが
このまま、温暖化が進行すれば、遠い将来地上では暮らせなくなるのかもしれません。
入場料金を払って早速見学したいと思います。
トンネル内は中央に水路があり、湧水が勢いよく流れています。
水路を挟んで左右に通路があり、通路は細く、転落防止柵などなく
右側通行になっています。
元々鉄道トンネルとして工事が行われた高森トンネル、トンネルが開通していれば
丁度水路の部分にレールが敷かれていたのではないかと思います。
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