サンディエゴからメキシコへは陸路でいける、ということは知ってはいましたが、外務省のHPの警戒レベルが3になっていたりして、怖くて行ったことはありませんでした。
けれど、レベルが2になっていること、日中に数時間なら大丈夫かなと、女2人(大人)でメキシコ陸路にチャレンジして来ました。
事前準備
現金のUSドル、ティファナの観光地であればUSドルが使えます。
ただし、細かい方が良いです。
スーパーで買い物をする時に1ドルや5ドルがもらえるように工夫しました。
結局20ドル札を数枚、10ドル札4枚くらい、5ドル札4枚、1ドル札6枚くらい。
あとはあると便利なのは25セント硬貨が数枚。
国境超える前のマクドナルドのトイレで25セント硬貨を2枚使います。
ただし、1ドルがあれば両替できます。
持ち物
・パスポート、私はVISA取得なのでパスポートだけですが、ESTA入国の場合はESTAも。アメリカ再入国の時に出すように言われました。
・現金
・クレジットカード、盗まれると怖いので、1枚だけ、と思いつつ結局は2枚持っていきました。
・歩きやすい靴、服装
・水、メキシコの水道水はちょっと口に入っただけでおなかを壊すと聞いていたので。ただ、水はメキシコで買えます。むしろメキシコで買ったほうが安いのか?
・帽子とサングラス。アメリカ再入国の時に1時間くらい炎天下の中並びました。両方持っていって良かった。
行き方
我々はMTSのブルーラインでサンイシドロ駅まで行きました。
ダウンタウン過ぎたあたりから、乗客の人相が変わっていき、目つきが怖くなったりして、ビビりな私は恐怖感が募っていました。
降りたところにあるマクドナルドでトイレを済ませて、メキシコ国境の建物へ歩いて向かう。
マクドナルドは既にスペイン語が飛び交っているし、トイレの前にはコワモテの警備員がいました。
トイレに入るには50セントが必要です。
私たちは奇跡的に25セントを4枚持っていたので使いませんでしたが、両替機も近くにありました。
この扉を超えたらメキシコにつながっている、鉄の回転扉です。
建物の中で、メキシコの職員にパスポートを提示しました。
滞在期間を聞かれるので、day tripとか、within a dayとか答えました。
荷物検査をしたら、すぐにフリーになりました。
ちなみに、この建物内にもトイレがありましたが、1USドルと書いてあったので、マクドナルドの方が少し安いようです。
建物を抜けたらメキシコでした。
道なりにちょっと歩いて行くと、露店があらわれ、タクシーが乗客を待っているところがありました。
メーターがついている白いタクシーが良い、とネットで調べていましたが、私たちが向かった先のタクシーにはどうもメーターついてない様子。
ただ、運転手のおじさんに確認すると、USドルは使えるし、目的のレボルシオン通りまでは10USドルということだったので乗っちゃいました。
特に問題なかったです。
スムーズに目的地まで連れて行ってくれて、現金で10USドルを支払って降りました。
レボルシオン通りにある有名なアーチです。
タコスとシーザーサラダ
まず目的地は、レボルシオン通りの中ほどにあるシーザーホテル併設のレストラン。
シーザーサラダ発祥の場所で有名なところです。
私たちは11時に訪れたのですが、レストランは12時からということでレストラン入り口(ホテルの横の白い小屋みたいなところ)は閉まっていました。
しばし街中を観光して、12時5分まえくらいに着くと、観光客が集まり始めていました。
12時ぴったりには開かず、5分ほど過ぎて開店、中の席に案内してくれました。
由緒あるホテルのレストランという感じです。
実はサラダだけ注文して、タコスを別の店で食べたいなと思っていたのですが、サラダだけ注文はしにくい感じ。
さらに、行きたいと思っていたタコス屋さんが15時開店ということが判明したので、このレストランでタコスも注文してみることにしました。
メニュー表は英語も記載されていて、スペイン語がわからなくても大丈夫でした。
シーザーサラダを注文したので、シェフがテーブルの前にきて調理してくれます。
写真を撮っても良いか聞いたところ、OKだそうでした。
他のお客さんも動画を撮っていたので撮影はOKそうです。
びっくりしたのが、シーザーサラダのドレッシングには生卵の黄身を入れるのですね!
アメリカでも生の卵は食べられないですが、メキシコは大丈夫なのか?とドキドキしました。
他の方のブログでも皆さん注文されてるし大丈夫だろうと食べましたが、結果としては(今回は?)大丈夫でした。
由緒正しいホテルなので、鮮度の良い卵を使用しているのでしょうか。
ロメインレタス?にたっぷりのソース、上にはバゲット。ナイフとフォークでいただきました。
タコスは上品な感じ。
メニューには野菜のタコス、ビーフタコスと、サーモンのタコスがありました。
ビーフとサーモンを注文。
味は、、、お上品に仕上がっていました。
個人的には屋台で食べるようなタコスの方が好きかも。
シーザーサラダ、レモネード2つ、タコス2種類を注文して、お値段はチップを入れて40USドル(2人分トータルで)でした。ありがたい。カードも使えるということでしたが、結局は現金で支払いました。
トイレは無料で使えて、きれいでしたが、トイレットペーパーを流してはいけなかったのかもしれません。
知らずに流したところ、紙が粉々になっただけで流れていきませんでした…。
隣のトイレもペーパーが詰まっていたし。
個室内に大きなゴミ箱があったので、そこに捨てるべきだったのかもしれません。
ごめんなさい。
アイスクリーム
アイスクリームも有名?ということだったので、Ice Cream 42 Flavorsというところに行こうと思っていました。
ただ、疲れていたので、ダウンタウンというフードコートのような場所の中にある同じお店(分店?)でアイスを注文しました。このフードコートは入るときに鞄の中身チェックがありました。
ステージもあったし、スポーツ観戦もできそうだったので、盛り上がりすぎて暴動になることがあるのでしょうか。
私たちが訪れた平日昼間は家族連れや観光客だけで、暴動にはならなそうでした。
一つ30ペソ、二つで60ペソ。1USドルが17ペソくらいのレートでしたので、3.53USドルくらいだと思います。
5USドルを渡したら、おつりは1USドルと50ペソ硬貨をもらいました。
味は、、、特に食べなくても良いし、経験と思って食べても良いのかも。
右のはマンゴーですが、赤い部分が辛かったそうです。
左のはコーヒー系のアイスですが、濃厚なミルクではなくって氷菓子みたいな感じ?
不思議。
グアダルーペ大聖堂
お祈りしている方がいるのでそうっと見学してきました。
帰り
レボルシオン通りから、流しのタクシー(一応白くて新しそうなタクシーにしました)に声をかけて、on footのボーダーまで連れて行ってとお願いしました。
やっぱりメーターはついていなくて、いくらかかる?と聞いたところ、来るときはいくらだった?と質問されて、10USドルだよと答えると、それで連れて行ってくれる、とのことでした。
ラッキーなことに英語が話せる人でした。
この時14時ころです。
すでにボーダーまでの道が少し渋滞していましたが、たぶん15分くらいで着いたように思います。
既に人々が並んでいて、タクシーの運転手が言うにはこれだと1時間くらい待つことになりそうということでした。
10USドルをお渡ししてタクシーを降りました。
ここから1時間、日差しの中待ちます。
待っている間、子供を含めいろいろな人がものを売りにきました。
ラップをうたっているお兄さんもいます。
SENTRIというレーンは事前に登録した人でスムーズに通行できるレーンのようですが、大体は一般レーンに並ぶ。
結局45分くらい待ってアメリカの職員のところに着きました。
パスポート&VISAまたはESTAを見せるように言われました。
そして、私の場合はメキシコで何をしてきたのか?と質問されて鞄の中を見せろと言われました。
運び屋を危惧してのことでしょうか・・・。観光と答えて、鞄の中身を見せたら、通してもらえました。
そのあと、鞄のX線チェックもしてアメリカへ再入国できました。
ほっ。
来るときは怖いと思ったサンイシドロも、帰りにはなんだか安心感すらありました。
このとき16時前頃。
まとめ
メキシコティファナへ、女性2人での旅は無事に帰ってくることができました。
サンイシドロを10時半ころに出て、戻ってきたのが16時少し前でしょうか。
ティファナの街中は11時~14時頃滞在したと思います。
出発の前日は、ビビりなので、危険かもしれない、やめた方が良いかもしれない、と眠れなかったですが、平日昼間で大通りから外れなければ、そこまで危険は感じませんでした。
でも小さな子供は行かない方が良さそう。
帰りの国境なで待ち時間もたくさん発生しますし、トイレも自由には行きにくいし、親の注意が子供にも向けて、街にも向けて、になるので。
ティファナで使った現金はタクシー往復10USドルx2、シーザーレストラン40USドル、アイスクリーム4USドル、トイレ25セントx4(サンイシドロですが)で合計65USドルほど。
心残りはタコス屋さんに行けなかったことかな。
Tacos El Francというところに行きたかったのですが、15時からでした。
サンディエゴ発のティファナツアーを調べると、サンイシドロに13時集合となっていて、遅くて危険になる?と思ったのですが、そもそもタコス屋さんが開くのが遅いからかもしれないですね。