司法書士・行政書士の山口です。
亡くなった人がいた場合、こんな不動産を相続することもあります。
使う予定のない田舎の土地、農地、山林や森など。
こうした場合、相続しない方がいい理由としてはこんなところです。
・不動産の管理をしなければならない
・毎年、固定資産税を払う
・子供に不要な不動産の相続をさせることになる
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不動産所有者には、管理責任というものがあります。
「とりあえず持っていればいい」ではすみません。
建物が倒壊して人に怪我をさせれば、その責任を負うこともあります。
使わない不動産で、管理責任を負うのはなかなかきついものです。
また、固定資産税の負担もあります。
固定資産税とは、毎年不動産にかかる税金。
不動産を所有している限り、永久に請求されます。
そして、相続問題も。
いらない不動産の相続を、子や孫にもさせることになります。
将来を見越して需要のないものは、いらぬ負担をかけるだけになります。
結局、使うあてがないものを持っていても仕方がない。
言い方は悪いですが「負動産」。
今流行りの空き家問題なども、いらない不動産を相続したことがきっかけにもなってます。
↓日本は世界1位の空き家大国↓
空き家対策の法整備もだいぶ進んでいます。
今年2023年4月1日には、国にいらない不動産を引き取ってもらえるようになりました。
条件はありますし、お金もかかりますが…。
今後は少子化も進み、過疎地の不動産はますます需要はないでしょう。
「自分の代で整理する」というのも、愛情かもしれません。
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