原油相場は3営業日続落で、期近終値は5営業日振りに$80/bbl大台を割っています。
8月23日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比75セント安の$78.89/bblで、引け後の時間外取引は$78/bbl台半ばです。
9月まで予定されているサウジアラビアによる日量100万バレルの自主減産は、10月までの延長が取り沙汰されています。
■ Saudi Arabia will likely roll over 1 mln bpd cut into October, analysts say (Reuters)
こういった話も強気ムードの市場では需給逼迫の支援材料になりますが、弱気ムードが優勢になると需要の退潮をうかがわせる臆測につながります。
米国エネルギー情報局 (EIA) の週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は230～420万バレルの減少予想を上回る前週比613万バレルの減少でした。同242万バレル減の API 統計も上回っています。クッシング原油在庫は前週比313万バレル減となりました。
原油処理量は日量1,600万バレル大台後半で堅調、原油輸入の前週比日量23万バレル減に対し輸出は同34万バレル減少です。
石油製品の総出荷量は前週比日量50万バレル減ったものの、引き続き同2,100万バレル台を維持して前年比は5週連続でプラスとなっています。
2023/8/23
NYMEX WTI Oct： $78.89/bbl ( -0.75 )
20日移動平均： $80.29 ( -0.15 )
ボリンジャーバンド
+2σ： $83.10/ -2σ： $77.48
幅： $5.62 ( -0.04 ) / 100日平均： $10.92
ボラティリティ
23.54 ( +0.60 ) / 100日平均： 33.43
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