ビックリするほど雨が多いな、今シーズンは。
風が無く、思ったより小雨だったので、滴の滝行にはならずに済んだのが幸い。
さて週中の天皇杯は、前週末の柏戦からメンバーを変えたので、
想定通り柏戦と同じメンバーになった。
想定外は、開始早々の小林の怪我だろう。
重傷でなければ良いのだが、最悪長期離脱だとして、宮代が感情を表に出さないタイプなので、
どうしても山田のみでは不安を拭えない。
ということで試合だけみれば、正直楽しめた部分は少ないけれど、
今はなんとか泥臭く勝つってことが大切。
手の矢印を外すために、1人1人がさぼらずコースを作り続ける、そんな雰囲気は皆無になっている。
圧倒できる個のチカラが無いのだから、仕方のない部分だ。
負けを引き分けに、引き分けを勝ちに持っていけるチームになっていけば、
今まで成功体験のない選手に経験が足されて、苦手なカップ戦に強いチームになれるかも。
リーグで優勝するには、アウェイ鹿島戦のように、負けを引き分けではなく、勝にするチカラが必要だけど、
今シーズンは難しそうなので、カップ戦用のメンタル強化に舵を切って欲しい。
無理やりでも、そういったポジティブ要素を持たないと、見ていられない試合だった。
勝負強さなんて、それこそ実戦で経験しないと見につかないだ。
だからこそ、少しづつでも若手に新陳代謝して、守り勝つ強さも経験させて欲しい。
現場を預かる監督としてみれば、そんな悠長な事を言って負ける言い訳はできないのだから。
理想と現実のギャップはさておき、ほぼマンツーマンで前からボールを取りに来る相手が本当に増えてきた。
札幌は以前からだが、その他にも湘南やこの日の広島も同じ。
そこで個で勝てる選手がいれば、違った戦術も産み出せるのだろうけど、
肝心のマルシーニョが長期離脱なら仕方ない。
やはり現有メンバーでは、「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」で応援し続けるしかない。
苦しいけれど、大南・橘田・佐々木あたりが台頭してこないと、
後半戦もいよいよ厳しいなと感じさせられた試合だった。
それでも、まだまだ、ここから、これから。