咸臨丸の航跡をたどる帆船海王丸 その3 | 幕末散歩

幕末散歩

幕末に活躍した先人について、その史跡巡りや史料調査の経過や結果を書き綴ります。

バウスプリット(斜めマスト)とヤード(帆桁)渡りの訓練

いずれも帆を展げたり、畳むためには必要になる作業です。

①船首のバウスプリット(斜めマスト)を渡る訓練をしている場面



斜めマスト側から撮影 なかなか珍しい角度の写真です


 

②初めてのヤード(帆桁)渡り。
メインマストのロワートップフルのヤード(下から二番目の帆桁)に渡る。

足場にはロープが1本張ってある。
僕は、9人のうち、右舷の海側から4人目



マストを上り下りする時は命綱は使わないが、ヤードを渡る時は背後に張ったロープに命綱を引っ掛ける。


ヤードで位置に着くと、両足を伸ばし腹をヤードに乗せるように押しつけ、両足と腹の3点支持で身体を固定する。



帆走しながら見渡す景色は最高です。
手を離しても、背に風を受けているためまず大丈夫。




続く
 

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