いや、凄かった!


テキパキと指示を出し、動くウダルチ!

会の皆んなに自慢したいが、

そうもいかないだろう。


当たり前でしょ!


あの移動は、全く違和感が

ありませんでしたが?


う〜ん、おじさん?瞬間移動みたいな

感じかな?時空間移動?



アインシュタインの相対性理論の

ような?


そんな感じかな?ほら?私が

100年前に飛ばされた時、太陽黒点の

爆発が激しくて…


ああ、病院に一度戻った時かい?

あの日は、確か飛行機も船も

運行中止になったはずだよ。

時空間に歪みが生じたのかい?


うん、そうみたい。


ウンス?


あっ、伯父さんは、アッパと同じ

高校の物理の先生だったの。

オンマは、英語の先生で、

伯母さんは、音楽の先生だったの。



なんと!それも運命ですね?



ハハハ、元々、先輩だったから、

四人の時は今もヒョンと呼んでいるんだよ。



私達も仲が良かったから、

義姉さんの事はオンニって、呼んでたわ。


だったら、話は早いですね。

崔家の紋様が入った金塊や壺が

どれ程の価値があるか?

わかりますよね?


そりゃあ、博物館でも欲しがるし、

想像も付かない程でしょう?


先日から、もの凄い金が動いてます!

更に、この金塊が加われば、

国の半分以上、いやもっと、

買えるでしょうね。

それで、ユ教授のお父さん?

隣りの広い空き地も買いましょう。

其処に、こちらの伯父様方の家も

建てます!


いやいや、私達は…。



いえ、先程、蔵でジン殿と話した

のですが、チュオンは、唯一、私と

勝負できる友であり、兄弟の

ような男です!アンジェもですが。

チュオン?どうなのだ?

はっきりさせろ!



そうだったな。

サーシャ!いや、サシャ!

俺にとっては、サシャもサーシャも

同じなんだ!遠く離れて、時を超えて

いるのもわかってる。

今までもこれからも、俺には

サーシャだけなんだ!イヤだと

言っても、諦めない!

俺が死ぬまで一緒にいてくれ!

二度とすれ違うのはご免だ!

父上殿、母上殿、お許し願いますか?



チュオン?いいの?私でいいの?


サーシャじゃないと駄目なんだ!


でも、先に死んだらダメよ!


また、お前を先に死なせる訳には

いかんだろう?



此処で反対したら、娘に嫌われますな。

嫁に行く等、考えてもいませんでした。



明日から、歩く鍛錬もして、

ちゃんと歩けるようにします!



娘とチュオン隊長の切実な

想いが二人を引き寄せたのでしょう。


いえ、ヨンが医仙様を連れて来て、

そうなったのかと思っております!

まさか、医仙様の従姉妹だったとは。


積もる話もあるでしょう。

今日は泊まっていって下さい!



は、はい?年頃の娘さんが

いる家に?



チュオンさん?泊まって行って!

私達も家族で楽しむわ。


い、医仙様!!


チュオン!手を出すなよ!


当たり前だ!


あら?いいじゃない?そんな若い

二人でもないんだから!



いや…チュオンは…初めてだ…ゴニョゴニョ



私とヨンだって、初めて同士だった

じゃない!!


イムジャ!いや、ウ、ウンス…



たまにイムジャ呼びもいいわね?




あら?そうだったの?良かったじゃない。


私達もみんなそうよ!



ちょっと!親のそういう話は、

あまり聞きたくないわよ!



とおしゃま?はじめましてどうしって

なんでしゅか?


んっ?あ、ああ…とても良いと

言う事だぞ?


ちょっと!ヨン!何言ってるのよ!



プッ、クスクス


アハハ。


ヨン…黙ってろ!



うちも孫の顔を見る日が近そうね?


そうだな?


チュオンがどうやって生きてきたか?

教えてくれる?


とても長くなるぞ?

サーシャの話も聞かせて欲しい!



うん。平凡だけど…


平凡に生きると言う事も、

並大抵の苦労があったはずだ。



じゃあ、私達は、帰るわよ!



あっ!サーシャ?

俺は、車の免許を取るつもりだ。

その為に明日から、教習所なる所にも

行かねばならぬ。



うん。その時間は、私も筋力を

付ける為に頑張るわ!



では、チュオン隊長!明日、

迎えに来ます。


そう言ってみんな帰って行った。


じゃあ、ジンさんは、シネ先生を

送って行ってね?


はい!お任せ下さい!

それと、車も新しいのを用意

しましょう!明日はまた、忙しく

なりそうです。


ごめんね、色々、お世話になって。



いえ、社長業より楽しいですよ。



帰りの車の中…


アン社長…私、こんなに感動したのは

初めてです!



私もです!それに…シネ先生と

出会えた事も何か縁だと思ってます!



私も…そう思いますが…

私は…純潔ではありません…


ああ、あの方々が稀なんですよ?

私も…それなりですので。

しかし、それはがあって、今の

シネ先生がいると思ってます。

過程はどうであれ、シネ先生を

院長室で見た時に、雷に打たれた

ような、衝撃でした。



あっ、私も…


お互いゆっくり知っていくのも

良いかと思いますよ?

次の休みに、ご飯でも食べに行き

ませんか?



あっ、はい!


二人は、お互いの連絡先を

交換したのであった。





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んまっ!奥さま!ジンまで?

チュオンのプロポーズは、

泣く泣く書きましたわよ😂