角田光代と早稲田大学 | 趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

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2024年長男大学進学。今度は次男の大学受験だ。
在宅自由業20年超オタク系ガキオヤジによる「受験」「育児」放言日記

先の「角田光代」さん話の続き。

角田さんと私は、早稲田大学第第一文学部の同期入学なのです。

彼女は1967年の早生まれなので、1966年の私と同じ学年。

しかも、たしか角田さんも一浪しているので(私も)、同じ大学同じ学部に同じタイミングで入学しました。当時、あの大学は半分くらいが一浪組だったし。

といっても在学中には面識はありません。

なにしろ日大に次ぐマンモス大学ですし、第二外国語の語学クラスや専修やサークルが違えば、知り合うことなどありません。私はドイツ語クラスの東洋哲学専修でしたが、彼女は確か中国語クラス(?)できっと文芸専修にちがいありません。

 

実はこの1986年の早稲田大学入学組には、他にも有名作家を続々輩出しているのです。

たとえば、

●絲山秋子(政治経済学部、「沖で待つ」で芥川賞他有名作多数)

●古川日出男(第一文学部中退、「ベルカ吠えないのか」で直木賞他、有名作多数)

そして

●角田光代(第一文学部、「対岸の彼女」で直木賞他、有名作多数)

などなど。

 

早稲田大学卒の文筆業者は世の中に山ほどいますけれども、こんなに「かたまって有名作家」を出した学年もそんなにないのではないかと思います。

それはおそらく、「バブル絶頂期」の卒業組だからではないかとにらんでいます。

「史上空前の青田買い市場」と呼ばれた「学生はどこの企業でも入れた時代」です。

日本のバブル経済は、1985年のプラザ合意から始まったと言われますが、まさにその「ど真ん中世代」。

「バブル組中のバブルな学生」たち。

はっきりいって、「世の中をこれ以上ないほどなめていた」世代。

だから、「大学出てすぐ就職しなくてもなんとかなるっしょー」という世代なのです。

 

そんな中、角田さんは、最初から小説家になるつもりで、たくさん小説を書き続け、たしか学生時代にはもう何らかの賞をとって、デビューされていたのではなかったか。

ちなみに、古川さんは、中退して(よくあるある)、編プロに入り(これもあるある)、まもなく作家デビュー。

絲山さんは、INAXに総合職として就職後、バリバリ仕事をしすぎて、心を病み、退職後に書いた小説でデビュー、各賞を総なめ後、瞬く間にスター作家というパターンですね。

 

何しろ全員同じ年、同じ大学出身ということで、若い頃から注目していました。

私も30過ぎてフリーランスになりましたが、その頃にはみなさん、有名売れっ子作家です。

私とは全然仕事の方向性が違うので、別に「うらやましい」とも思わないです。

むしろ「同世代の同窓生の活躍が誇らしい」という認識でいます。

 

そんな応援している角田さんですが、私の中で、「角田光代ベスト3」を発表します。

個人的好悪のランキングなので、世間の評価や売れ筋とは一致しませんのでご了承ください。

 

1位「対岸の彼女」

2位「私のなかの彼女」

3位「ひそやかな花園」

 

の3本です。

1位以外は全然有名じゃないけし、世間の評判は知らんけど、私は好き。次点は「くまちゃん」。

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2024年は大変な始まり方でしたが、

これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。

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