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ジャニー喜多川氏「悪魔の手口」 狙われた母子家庭&地方組…イズミ氏が詳細告白

 

 ジャニーズ性加害問題当事者の会のイズミ氏(仮名)が取材に応じ、俳優でジャニーズ事務所の東山紀之社長(56)が社名を変えなかったことへの悲痛な思い、母子家庭で地方組だったからこそ受けた故ジャニー喜多川元社長の性加害の実態を告白した。

 イズミ氏は社名について「変えるべき。被害者は『ジャニーズ』という名前で苦しめられている。東山社長には『ジャニーズ』と見たり聞いたりするだけで、苦しくなることを分かってほしい」と訴えた。

 10代前半のジャニーズJr.だった当時に受けた、ジャニー氏の性加害を生々しく証言した。

「僕は母子家庭で地方組でもあったので、レッスン前日に合宿所に泊まった時に毎回被害に遭いました。その瞬間、ジャニーさんのことを蹴って、警察に行きたかったけど…。母親は遠くにいるからすぐに家に駆け込むこともできない。それに警察に話したら、未成年なので親に連絡が行っちゃうじゃないですか。親のために夢を追い、ジャニーさんに将来を握られてるから、親には言えず警察にも行けず黙ってるしかなかった」

 イズミ氏は地方組を標的にしたジャニー氏に怒りを隠さず、目を腫らしながら語気を強めた。

「ジャニーさんに『泊まりなさい』と言われて、合宿所に泊まるのは次の日のレッスンに間に合わない地方の人が多い。親はあまり来られないし、監視できないから。売れてた子たちは、やっぱり東京とか近場で通えた範囲内の人が多かったんですよ。被害を受けなかった人たちも近場でレッスンに通えた人たちが多かった。やっぱり合宿所に泊まらなくていいので。親がいたら逃げ込めたかもしれないけど、地方だと自分で抱えるしかなかった」

 オーディションの履歴書で居住地や家族構成はジャニーズ側に把握される。母子家庭のイズミ氏は父親像を持っていないこともあり、狙われた。

「(ジャニー氏に)体を洗われても『父親なら当たり前にすることなのかな』と思ってましたから。小っちゃいころから、父親にお風呂なんか入れてもらったことがない。合宿所から朝、レッスンに行く時に1万円を渡された。2日泊まらされてもやられ放題やられて…でも、〝みんなやることだ〟って子供だから洗脳されちゃう」と話した。

 

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