愛護センター新設実証実験に向けて。《岩見沢市》《多頭飼育放棄》 | ツキネコ北海道 ブログ

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NPO法人 猫と人を繋ぐ ツキネコ北海道のブログです。
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あら?可愛い子達。。。

 

鳴り止まない相談電話

順次対応しています。

10月16日

朝、瀧澤と岩見沢に向かいました。

*疲れすぎか老化なのか、高速を乗り間違えた代表吉井です😢

 

今回の案件はご家族のケアマネージャーさんからの相談で浮き彫りになった多頭飼育放棄案件です。

 

 

高齢の飼い主さんとご家族、振興局担当者と顔合わせ。

 

お家に入る前に飼い主のお爺さんが

何度も謝りの言葉をかけてきます。

早速お宅の中へ

何度も繰り返しみてきた光景

 

 

人慣れはしているけれど、健康状態が恐ろしく悪そうな高齢猫たち。

 

 

 

 

すっかり現場慣れして私より猫スキルがあがってきた瀧澤。

 

 

 

逃げ惑う臆病な猫達は若そうです。

 

 

ここで繁殖を繰り返して、淘汰された猫達もいたことでしょう。

確認できたのは9匹でした。

 

 

ゴージャスだね〜

 

 

 

2階を上がると

 窓辺に猫ちゃんが。
 

 

 

 

 

 

昭和の古き良き時代を彷彿とさせるお家です。

 

 

 

 

長い人生を物語っています。

飼い主さんは90才で私の母親と同じ年齢でした。

凄くしっかりしていて、病に臥せっている奥様の代わりに

旧家のお家に猫の世話に通っていました。

 

 

ひとつひとつにそれぞれの事情や想いや葛藤があります。

 

最初のたった1匹の生殖制限を怠ったっていなければ、、、

いつも思うのはこのことです。

 

 

ご飯は山ほど用意されていました。

 

 

綺麗なお水がたくさん。

 

「汚いところに入ってもらって申し訳ないなぁ」

 

普通の、優しいお爺さんです。

ただ、頑固だとご家族はお話ししていました。

 

猫にお腹いっぱいご飯を食べさせることが優しさではありません。

 

『適性に猫を飼うこと』

       これに尽きるのです!!

 

 

糞尿の世話はもうすでにできなくなっていて

あちらこちらに堆積していました。

 

 

2階の廊下はこの有り様でした。

 

暑い時期じゃなくて良かった、、、😰

 

 

 

お庭も素晴らしかったのですが、もうすでに手をかけることもままならず

このまま朽ちていくのでしょうね、、、

 

猫の頭数が少なかったので少し安心しました。

 

 

 

 

 

唯一1匹だけ生き延びていた子猫がいました。

この日はこの子だけ連れて帰ってきました。

 

戻ってすぐにケア

FIV疑陽性

猫風邪、シラミだらけだったので駆虫しました。

残りの猫達も協働しながら全頭保護予定です。

 

 

北海道では道の愛護センター新設に向けての実証実験がスタートしています。

道央地区は「北海道動物愛護管理センター(道央センター)運用委託業務」を

北海道より酪農学園大学が受託しており実施中です。

 

北海道が受けた案件は、酪農学園大学にて手術などを行い犬猫を収容し譲渡します。

 

獣医学部・看護学部の学生さんの勉強の一環としての取り組みもるようで、保護動物の医療行為は全て実施できるそうです。

今後は、民間の動物愛護団体として私たちも協働で案件解決に取り組めることになりそうです。

酪農学園大学 アニマルシェルター

 

 

 

 

 

 

 




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