廣済堂文庫

それなりの家柄だけど、領地はないという殿様が自由になりたいと、江戸から国許に帰るときに、乳兄弟一人をつれてふらり旅に出ちゃったと言う設定
実際そんな事は可能なのかしらとか、すぐにそれなりの探索がかかるんじゃというツッコミをさておき、殿さまという立場だけど水戸黄門のようにそれをふりかざせる立場でもなく、淡々と物語を進めていく連作短編集

身分を最後まで明かさない水戸黄門(底までえらくはないけど)とうっかり八兵衛と、かげろうお銀三人旅というイメージで想像すれば、多分それであってます

ふわっとしたタイトルとふわっとした設定でイメージする小説

はい、そのままだと思っていいんじゃないかな

 

これで終わりかと思ってたらシリーズ続いてました

3~4冊?は出ているようです