きもの着付とお料理教室wayoriの順子です。

一昨日の1dayレッスンの後は個人レッスンでした。

個人レッスンのご相談をいただいた際に「〇〇までに受講したいです」とご希望があり、

スケジュール帳を何度見ても余裕がなくて悩みました。

お稽古は常に万全の体調で承りたいと思っているため、自分自身の身体の声をよーく

聞くようにしています。

体調を常に中庸に保つために、休息をとったり、逆にトレーニングをしたりすることもあります。

また、身体に優しい食事をしたり、逆に甘い物やちょっとジャンクな物を口にしたりすることも

あります。

頭痛、肩こり、足の浮腫み、顔の浮腫み、髪の毛や肌の潤いまたは乾燥、目のかすみ、

便秘や下痢・・・よくあるちょっとした症状も大切な身体のサインです。

常にこれらのサインを見逃さず、放置をせずに少しでも症状があれば改善策を即実行

しています。

一人で教室を運営してる以上は自分自身の心身のバランスが崩れたことにより、

お稽古の延期やお稽古時の言動に影響があってはならないと

肝に銘じており、とにかく自分のことを大切にしています。

今回の1dayレッスン「2種類の角出し結び」は募集案内では4クラス（1日に2クラス）あり、

皆さんには第2希望、第3希望も明記していただくようにお願いして、最終的には2クラス

開催に絞る予定でした。

しかし、ありがたいことに30分未満で満席になり、悩んで1クラス追加して3クラスにしました。

このことが決まった後にお草履やさんから顧客セールのお知らせがあり、月曜日に急遽、

エレガンスクラス受講生限定のお見立て会を行うことに。←無償＆自由参加です。

でも、この事もとても悩みました。

店頭に立ち、お一人ずつ入店時間をずらして対応し、棒立ち＆話し続け、瞬時に相手の

反応を見ながら見立てることはずーっと細い糸がピンと張った状態。切れたら死んじゃう

かも・・・くらいな気持ちで見立てています。

だって、ご本人にとりましては大切な1足です。

やるかやらないか・・・心底、迷いましたが顧客セールが最後となり、今後は別の形での

案内に変更されるということでしたので、お見立て会を強行することに。

何とかなる、何とかなる…と自分に暗示をかけて・・・。

そんなこんなで実は今週は今日の分の余力を残すのみです。

メールのお返事もままならなずごめんなさい。

話しを戻して・・・。

「個人レッスンのご相談をいただいた際に「〇〇までに受講したいです」とご希望があり、

スケジュール帳を何度見ても余裕がない」と思ったので、状況を詳細にお知らせしました。

でも、個人レッスンを受講したいというお気持ちが切に感じられるメールだったので、

どうしてもということなら・・・と、1dayレッスンの後に承ることにしました。

「何とかなる」から「何とかしなくては」という強い気持ちで。

個人レッスンは事前に希望の内容、受けたい理由、事情などをメールで伺い、お稽古の

時間は出来るだけ無駄のないように実技に集中しますのでメールのやり取りや事前に

お稽古の内容をイメージしたり準備にも時間を割きます。

メールではたくさん希望の内容を明記してくださいました。本当にお気持ちが伝わってくる

メールでした。

しかし、恐らく出来ることはひとつだけだなぁと思いました。

頭で理解することを優先してしまう方は目に見えないところは特に苦戦する傾向にあります。

でも、その部分が全然理解できていないとご自身で気づいているところが。

ですから、その部分を頭ではなくて徹底的に繰返してまずは身体が素直に反応できるように

ほぼ訓練レベルで行い、目で見なくても手を動かすとその部分が映像で見えてくるように

することが個人レッスンの目標だなと思いました。

結果、着物を着ることもなく、ひたすら第一希望の帯を繰り返し繰り返し。

やればやるほど、「あーですか？」「こーですか？」と頭でっかちに一生懸命に質問されます。

あーもこーも的を得ていなくて・・・なかなか手強い性分です

それよりも問題だったことは体型に合っていない帯をお持ちになったこと。

細身の体型で3m80cm近い長尺の名古屋帯です。

お手持ちの帯のほとんどが長い物なら仕方がありませんがそうでなければ、ポイント柄

とか云々気にせずに覚えたい部分が覚えられるような長さのものを用意しないと。

初心者が技術を習得する際、合ったものを使うことはとても大切な要素です。

多少経験があるとこういう部分もいろいろ考えてしまってマイナスポイントになります。

（帯の長さの話しは既にお伝えしているはずです）

長過ぎる帯のため完全に理解できたかというとそうではなかったのですが、最後まで

諦めずに繰返しお稽古をされる姿は本当に素晴らしくて胸を打つものがありました。

ここを乗り越えれば後は全体をブラッシュアップしていくだけだと思います。

先ずは、覚えるために身体に合った長さの帯で練習してください。

このことはどなたにも当てはまることです。

イレギュラーなサイズのものは腕があればなんとか出来ちゃいます。

物事を覚えるには段階を踏んで、一段ずつ正確に。

アドバイス通りに準備すること。自分で考えない。

基礎を学ぶ際にとっても邪魔をしてしまうのは「経験」です。

基礎クラスの入学希望してくださる方で余所で習った経験がある方には「今まで習ったことは

一旦白紙にしてください」とお願いするのはそういうことなのです。

さて、今日も1dayレッスン「2種類の角出し結び」は2クラスです。

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