ヴェネツィアの水上バスに乗り「サン・マルコ」で降りると正面にあるのが「ハリーズ・バー」ですが、看板は出ていません。



その名はジュゼッペがホテルでバーテンダーをしていた時のエピソードに遡ります。

ある夜、常連客だった若いアメリカ人が困っていたので聞いてみると、ホテル代とアメリカに帰る船代、そして最後のドライ・マティーニ代が無いと言うのです。

ジュゼッペは開業資金に貯めていた1万リラを貸したところ数ヶ月後にその若者が再びバーを訪れ、利子だといって5万リラをジュゼッペに返してくれたのです。

その資金で念願のバーを開いたジュゼッペは、感謝を込めて彼の名をとり「ハリーズ・バー」と名付けたのです。



それ以来、多くの著名人たちが「ハリーズ・バー」を訪れて来ましたが最も有名なのは文豪ヘミングウェイ。



ヘミングウェイが好んで座っていた席には今も「ハリーズ・バー評議員専用席」というプレートが掲げられているそうですす。



バーとして誕生した「ハリーズ・バー」はやがて2階にレストランを備えたレストラン・バーとなり、後にはミシュランの星を獲得するなど一時はイタリアを代表するレストランとしても一躍有名になりました。



現在はイタリア料理のスタンダードとなった「カルパッチョ」は「ハリーズ・バー」の厨房で生まれたのです。

ある夜、常連の貴婦人が店を訪れると、加熱した肉料理を医者に禁じられたとジュゼッペに語りかけました。

それならば、とジュゼッペが用意したのは生の牛肉を薄くスライスし、白いマヨネーズで美しく飾り付けた料理。



その味が気に入った貴婦人が料理名をたずねたところ、ジュゼッペはヴェネツィアを代表する画家の名から「カルパッチョです」と答えたという。

当時、ヴェネツィアでは画家ヴィットリオ・カルパッチョ生誕500周年の大回顧展が行なわれていた最中で、カルパッチョの絵によく使われる赤と白に料理のインスピレーションを得たと言われます。



おそらく現在は画家としてより料理名としてのほうが有名な「カルパッチョ」だが、それはこの「ハリーズ・バー」の小さな厨房から生まれたのです。。。



地下鉄西11丁目駅から徒歩8分。。。



立体駐車場の看板の影に隠れる様なビルの地下急な階段を降りていきます。



地下を降りると「西洋料理・麺 nouille(ヌイユ)」さん



ヌイユ(nouille)はフランス語で麺という意味。

アレ❓西洋料理とあるから、イタリアでもフレンチでもいいのか?
「コチラのカウンターにどうぞ~」

チョッピリオッカナイお姉さんに迎えられて・・・

おっかなびっくりで撮影許可を得て🉑

11時半過ぎで開店直後とあり、まだお店は空いていました。



カウンターでメニューを拝見!!



オヤオヤ!メニューが変わりましたネ。

メニューは色とりどりの高級具材が使われた拉麺が・・

ココは素直にメニューのトップ!「塩」860円をお願いします。

オット!特製味玉卵黄が有料になってましたが・・

厨房には寡黙なご亭主が。。。

店内は落ち着いた雰囲気で、広々としており、矢張りお洒落!!



と・・後続のお客様が続々と・・

女性客が多いですね。。。


暫し後、お盆に乗せられて「塩 拉麺」登場!!



美しいラーメンです!!

透き通った黄金色のスープの上には鶏チャーシュー、穂先メンマ、水菜、特製味玉卵黄、刻みネギ。

黒胡椒がパラパラと・・・

先ずはスープを一口!!



蓮華ではなく銀のスープスプーンでチョット・・ビックリ。。。

まずはスープを一口!!
あっさりです・・・

でも、優しいスープからは鶏の旨味とコクが遠慮しながら伝わってきます。。。
生ハムと鶏からとった出汁は、コンソメスープにも似た感じもします。

油が浮いてますが、見た目の割りにシツコさは感じません。

鶏油?オリーブ油?

ブラックペッパーも程よく効いて、素直にスープを味わいます・・



麺は「円山製麺」の全粒粉のストレート麺。

腰があり、このスープとの相性は良いですね



鶏チャーシューは、ややパサつきが気になりました。

コレは・・ウーン?!



長い穂先メンマは、相変わらず美味しいなぁ・・・



特製味玉卵黄黄身は、ネットリとした味わいが美味しい。。。

水菜のお浸しは・・歳を取ると有難い・・

スープの最後の一滴まで頂きましたが、後半飽きが来ます。

何か味変を・・お願いします。。。

エッ?何が欲しいのか?

ヘミングウェイにでも聴いて見て‼️



ご馳走様です。

今回の「西洋料理・麺 nouille(ヌイユ)」さんは☆☆☆☆☆☆とさせて頂きます。

いつも最後まで読んでくださって本当に有難うございます。

ラーメン以外の画像はネットから拝借しました。有難うございます。


店舗情報

店名

西洋料理・麺 nouille(ヌイユ)

電話番号

011-213-0115

住所

札幌市中央区南1条西9-15 B1F

営業時間 

11:3015:00 17:0023:30(L.O.23:00)

定休日

日曜日

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

駐車場 無(店舗ビル裏、又は横にコインパーキング有り)