箱根旅行の2日目、息子はお目当てだったユネッサンを楽しむことができてご満悦の様子。



しかし、この日はこれで終わりではない。後半のメインイベントは娘の百日記念のお祝いだ。いわゆるお食い初めというイベント。



5月に生まれた娘もあっという間に生後3ヶ月。百日記念のお祝いをする時期となった。



今回の箱根旅行は息子イベントなのだが、後から「あれ?ちょうど百日記念じゃない?」ってことに気が付いて、じゃあ箱根でお祝いしちゃおうということになったわけだ。2人目ということで、僕も妻も肩の力が抜けている。



お祝いということで、老舗の富士屋ホテルにある旧御用邸 菊花荘の個室を予約しておいた。宮の下にあるので、泊まっている強羅からも10分ちょっとでアクセス可能。




富士屋ホテル。横を通ったことはあったけど、敷地に足を踏み入れたのは今回が初めて。とても風情のある建物で写真を撮らずにはいられない。この雰囲気はきっとインバウンド客にもウケるんだろうな。




今回利用した菊花荘は御用邸の名の通り、明治28年、皇室の宮ノ下御用邸として造営された由緒ある純日本建築の建物をそのまま活用した料亭だ。




そんな由緒正しい場所でお食い初めとは何とも贅沢な話だが、ここで登場するのが「一生に一回だから」理論である。最初は妻が唱えていた理論だが、今では僕もすっかり「一生に一回だから」派となってしまった。



お食い初めは「一生食べるものに困ることがないように」との願いをこめて、赤ん坊に食べる真似をさせるという儀式なわけだが、食べる真似をするためだけにしては、かなり立派な御膳である。



娘は妻がこの日のために買っておいた着物を着用してスヤスヤと眠る。赤ちゃんの写真撮影は本当に難しい。お腹が空いて不機嫌になることのないよう、来る直前にミルクを飲ませたのだが、今度は反対に眠くなってしまったようで、我々が食事をするそばでひたすら眠っているという状況。



我々がデザートまで食べて祝い膳以外は下げてもらったところで目を覚ましてくれたので、最後の最後でようやく撮影タイム。祝い膳の前に上手に座らせたら、しばらくは機嫌が良かったので、この隙に写真を撮りまくる。



ひとしきり撮影してからお食い初めの儀式。息子が箸で食事を娘の口の近くに運んでくれる。こうして無事にお食い初めの儀式を会えることができた。



今後もどんどん色んなイベントが過ぎていって、あっという間に一歳とかになってしまうんだろう。男子三日会わざれば刮目して見よ、という言葉があるが、僕の場合は「赤子産まれたりては刮目し続けよ」だな。そんなことを思いながら、富士屋ホテルを後にするのであった。