今回は傾聴スキルの磨き方についてお話ししたいと思います。
傾聴スキルをのばすテクニックをお伝えしますが、傾聴で一番大切なのはテクニックではなく、心から相手を理解しようと思う気持ちです。
私も傾聴のテクニックを勉強した最初は、テクニックの方に意識が向いたこともあります。
でもたくさんの方のコーチングをさせていただいて実感することは、傾聴の基本は「相手を理解したい」という気持ち。
その気持ちが根本にあり、その上に上手に聞くためのテクニックがあります。
テクニックも、知っていた方がより相手の気持ちを理解できるような聞き方ができますよね。
なので、テクニックのこともお話ししますが、一番大事なのは気持ちだということをわかったうえで聞いていただけると嬉しいです(*^^*)
簡単に取り入れられるテクニックとしては「頷き」「あいづち」「アイコンタクト」があります。
逆にもしこの3つがなければ、この人は私の話をきちんと聞いてくれているのかな？という気持ちになりますよね。
ちゃんと相手の顔を見て、頷きながら、時にはあいづちを入れながら、「あなたの話、しっかり聞いていますよ」という姿勢を見せることが、相手の安心感につながります。
さらにペーシングを意識してみてください。
ペーシングとは、相手の声のトーンやしゃべる速さ、表情や姿勢などを相手のペースに合わせること。
ペーシングの一種にミラーリングもあり、ミラーリングとは相手の動作を意識的にまねることで相手から好感をもってもらうテクニックです。
（こちらが意識的にまねしているということは、相手に悟られないようにしてくださいね）
たとえば、相手がお水を飲んだらこちらも飲んだり、相手の表情に合わせた表情をしたりしてみると効果的です。
また、バックトラッキングという方法もよく使われます。
これは例えば相手が「Aさんと今ちょっと気まずいんだよね」というと、「Aさんと今気まずいんだ」とオウム返しに言うことを指します。
間違っても「え？どうして気まずいの？何があったの？」などと性急に聞かないようにしてくださいね。
さらに、相手が沈黙をしてしまっても焦らないこと。
沈黙が苦手な方は、相手が沈黙してしまうと、その不安から自分から何かを話してしまうことがあります。
しかし、その沈黙も相手が自分の考えをまとめたりするために必要な時間です。
それを遮らず、待つことも大切です。
私たちは、相手の話を聞いているようで実は「次はこの話をしよう」と自分の次の話を考えていることがあります。
傾聴するときは、自分が何を話すかに意識を向けるのではなく相手の話を聞くことにすべてを集中します。
そして、否定や反論や批判をせずに、そう考えているんだねと理解・共感を示してください。
否定や反論や批判なしに聞いてもらえる人がいるだけで、人は安心します。
ぜひ「相手を理解したい」という気持ちのもと、傾聴テクニックを身に着けて、あなたになら話せるという人になってくださいね♡
ではまた明日♪
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