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住まいづくり...本棚のこと。
 本好きの家族にとって、日々たまっていく書架は悩みの一つでもある。私なども荷重を配慮しながら何処に置くか悩ましく、それは悲痛なほどである。ただ、その分本に囲まれていることには苦痛というより快感すら覚える。そう言うご家族には、至る所に書架棚を設けることにしている。
 たとえば2階へ上がった共有スペースに手摺も兼ねて仕込んだり、さながら小図書館のワンコーナーのようなしつらえは、これまでも大変喜ばれて来た。子供たちはここから絵本などを銘々に取って、階段の途中にしゃがみ込んで読んでいるなどという光景は、私が最も望む住まいのワンシーンである。辞書や百科事典などもどんどんデジ化が進んで、パソコンの中に納まってしまっているけれど、こう言うパブリックの書架にそういうものがあって、引っ張り出して夏休みの宿題の辻褄合わせを家族全員でなどというのも微笑ましい。いずれにしても、どんな大画面のテレビを何処に置くかなどということよりも、余程大切なことのように思う...。書架のある住まいは、素敵である。
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| 建築・デザイン | 11:47 | comments(2) | trackbacks(0) |
住まいづくり...私たちがつくるもの。
 私たちは床や柱や壁を描くけれども、何をつくっているかと言うと、それは「空間」であり、描いたもので囲まれている描いていない部分をつくっている。そう言って良い。
 家族が日々そこで動きまわり、出来うることならば幸せに、元気に暮らしてもらえる「空間」をつくっている。
 そこに満たされる「空気」は、新鮮なものであり、明るいものであり、また優しいものでありたい。先日クライアントとのお打ち合わせの中で、家族の人間関係について、少しばかり突っ込んだ話しになって、ふと、私の仕事はやはりこの「間」、「空間」つくっているのだなとしみじみ想ったものである。そのご家族が少しでも快活に前を向いて暮らせる空間。そんなことを考えると襟を正さずにはいられない。だからこそやりがいのある仕事であり、また責任も重い。ともすると奇をてらったパーツを組み合わせ、その表皮の部分に終始し、この「大切な間」の部分に眼がいかない設計もありがちな世界だから、私は写真写りが悪くても、この「間」の空気感にこだわりたい。その家族がその住まいでどう過ごすかを常に想像しながら...。
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| 住まいづくりのヒント | 08:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
衆議院選挙...政権交代を想う。
 選挙が終わり、民主党の300議席突破も現実のものとなり、政権交代が確実になった。この国は、民主党政権と言う新たな体制で今日から歩き始める。
  さて、今回の政権交代をかつての細川政権や村山政権のような浮き足立った期待感がないのは何故だろう。あの時もどちらも期待はずれであったことは否めないが、国民が投じた一票は、民主党YESではなく、自民党NOの一票が小選挙区という選挙制度の中で選択した一票だと言うことであれば何となく頷ける。民主党圧勝に導いた選挙の立役者がかつて自民党で敏腕をふるっていた小沢一郎氏であるというねじれ感覚もあるのかも知れない。
  ただ、何を言ってもう賽は投げられた。国民がこれから気を緩めてはいけないのは、この巨大与党となった民主党が、マニフェストをどれほど実現できるかということ、官僚主動から国民主動へというシフトが出来るのか。財源は無駄を省き増税は当面しないと言うが本当か。景気回復は、雇用は、年金問題は。課題山積の国政をどう進めていくかということが大切である。ああ聞く舵取り切った限りは、監視の目をこれまで以上に鋭くしなければならないのだと思う。 決してメディアに踊らされた訳でもなく、新政権を育てる覚悟で、国民が投じた一票であることを信じたい...。
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| 社会・事件 | 02:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり...天井のJASSマーク。
 私は住まいを考える時に、仕上材とか下地材とか言う概念をはずすときがある。実を取れば、予算厳しい現場の場合、おきてなどないし、逆に下地材などのほうが嘘のない仕上になったりするのである。
 好ましいことではないが、針葉樹合板の☆☆☆☆を仕上に使い、自然塗料で染め上げるなどと言う荒技には、少しばかりのユーモアが残る。天井に、農林企画のJASSマークの認定スタンプが所々残っていたりするのである。勿論、極力目立たないようにと大工さんも算段してくれるのだが、全部消すという訳にはいかず、塗料でぼやけているものの、黒い刻印が残っている部分も多々あるのである。「我が家はJASSマーク付き」などと一笑して愛着を持ってくださる住まい手には頭が下がるが、華美に仕上げて数年で飽きられたりくすんだりする嘘ものよりは、余程健全でないかというのが私の思いである。お客様が来る度に、JASSマーク探しが始まるこの住まいの天井は、もう誰も下地などとは言わないのではないだろうか。
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| 住まいづくりのヒント | 19:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり...古き良きもの。
 長持ちする住まい空間を考える時に、古き良きものを意識することはよくある。最近は、ユニーバーサルデザインの観点からも、ドアにはレバーハンドルが付くことが多いが、かつての真鍮の握り玉は、カギプレートも付いて何とも味わいがあるものである。先年山口のS邸を建てるために解体した旧宅には、そんなパーツが所々使われていて、大変良い味を出していて、廃棄されるのは忍びないと、S邸の工事で使えるものは使わせていただいて、それ以外のものは私がいただいて帰って来た。快く、「どこか好きな方のところで使ってください」とのこと。握り玉は再生の機会を狙っている。
 と、一昨日の別件お打ち合わせの際に、「ドアノブは真鍮にしてください」と言われたのは二十歳を過ぎたばかりのその家のお嬢さんだった。「古いものが好きなんです」と微笑むのがうれしくなった。世代を超えて、そう言う感性が育つのは嬉しいことである。どうやらこの真鍮のドアノブの嫁入り先は福岡に落ち着きそうだ。再生されまた何年使い続けられるかと思うとワクワクする出来事だった。
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| 住まいづくりのヒント | 13:08 | comments(4) | trackbacks(0) |
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