2009.08.31 Monday
住まいづくり...本棚のこと。
本好きの家族にとって、日々たまっていく書架は悩みの一つでもある。私なども荷重を配慮しながら何処に置くか悩ましく、それは悲痛なほどである。ただ、その分本に囲まれていることには苦痛というより快感すら覚える。そう言うご家族には、至る所に書架棚を設けることにしている。
たとえば2階へ上がった共有スペースに手摺も兼ねて仕込んだり、さながら小図書館のワンコーナーのようなしつらえは、これまでも大変喜ばれて来た。子供たちはここから絵本などを銘々に取って、階段の途中にしゃがみ込んで読んでいるなどという光景は、私が最も望む住まいのワンシーンである。辞書や百科事典などもどんどんデジ化が進んで、パソコンの中に納まってしまっているけれど、こう言うパブリックの書架にそういうものがあって、引っ張り出して夏休みの宿題の辻褄合わせを家族全員でなどというのも微笑ましい。いずれにしても、どんな大画面のテレビを何処に置くかなどということよりも、余程大切なことのように思う...。書架のある住まいは、素敵である。
JUGEMテーマ:建築
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