真夏の長崎、雲仙旅行5 軍艦島上陸

ありま旅行

こんにちは!『ありのままのシニア夫婦の日常ラジオ』がはじまります。

長﨑旅行三日目の朝は晴れでした。

軍艦島上陸には幸先の良いスタートです。

目次

朝、6時20分 朝食

ANAクラウンプラザホテルの朝食はどこのホテルも品揃えが多く気に入ってます。

ピックアップする前に、どんなものがあるかチェックです。

朝食に行くと高校総体に出場するどこかの学校の生徒が来ていました。

若いからたっぷり食べるんだろうなぁなんて想像しながら見て回ります。

「朝から長崎名物グルメが大集合」コーナーがありました。

これは是非是非食べないといけませんね。

長﨑名物一品目は「ハトシ」です。海老のすり身を使った卓袱料理なんですって。

チーさんは気になるものの揚げ物なので敬遠していました。

ハトシの隣には「皿うどん」です。

自分で作るパリパリ麺のバージョンです。

食べたかったけど、これだけでお腹が一杯になるので止めておきました。

チーさんが目ざとく見つけたのが、これ「かんざらし」です。

前日の具雑煮の「姫松屋」で食べてびっくりしたやつです(笑)

ここでも見かけて喜んでいました。

とりあえず一通りまわって、美味しそうなものを取り和朝食にしました。

これにライブキッチンの卵料理を追加で持って来ました。

チーさんのピックアップはいつも面白い組み合わせです。

洋食のようですが何故か冷奴に味噌汁に小女子が乗ってます。

これぞ、私の長﨑名物で固めたディッシュです。

黒おこしとみかんおこしがとてもきになったので食後に一袋ずつ食べました。

おこしそのものでした。

ドリンクコーナーで「長﨑産そのぎ茶」という冷たい飲み物があり気になって飲んでみたら、緑茶の苦味が強いものでした。

ホテルの方に聞くと、長崎から少し北にあがった東彼杵郡(ひがしそのぎ郡)で生産される名物茶だそうで、わざわざ現物を持ってきてくれました。

このお茶がとても気に入ったのですが、お土産音痴、お土産鈍感の私は空港で見たのに購入しませんでした。

いつものように、最後はフルーツとヨーグルトで締めくくりました。

9時30分 軍艦島ツアーへ出発

少し早めでしたが落ち着かないので、集合場所に向けて出発しました。

シーマン商会」というツアー会社で、決め手は①ホテルから歩いて行ける、②集合時間がゆっくり、③安い、④評判が良い

です。順番に意味はないです(笑)

今日、軍艦島に上陸できるかどうかは不明です。

波高基準をクリアしないと船が接岸できないのです。

ありま夫婦の運にかかってます。

因みに、前日までは台風の影響でずっと上陸できておらず、7月は数回だけの上陸だったということです。

この船で軍艦島に向かいます。

満員の乗客を乗船させて出発です。

途中、マイクでしっかりガイドしてくれました。

海上自衛隊のイージス艦。最強の戦艦のイメージがあります。

世界遺産に認定されたジャイアントクレーンも解説してもらって分かりました。

残念ながら綺麗な写真はありません。

船上から見ることができる造船所のダイナミックな姿にワクワクします。

小さくて見づらいですが、「岬のマリア像」が行き交う船の安全を見守っていてくれています。

それほど揺れることもなく沖へどんどん走っていくと、いよいよ軍艦島が見えてきました。

大海原にポツンと島があり、その上にあるのは岩ではなくコンクリートの団地というのが異様な姿です。

近付くと建造物の姿が良く見えてきます。

なんだかボロボロで崩れてしまっています。

反対側からは団地の建物しか見えません。

しかもボロボロになってしまっていました。

軍艦島というのは通称で本名は「端島」という島だそうです。

通称が付くことになったフォルムがバッチリ見える角度がこれだそうです。

なるほど、軍艦にしか見えないです。

このあたりで、いよいよ上陸可否の発表です。

11時30分、ガイドの方から上陸許可が出た旨の連絡がありました。

乗船している皆さん拍手でした。

軍艦島上陸

上陸前に島は40度を超えていることもあるので、水分の携行は必須と言われていました。

上陸できた喜びと興奮で暑さを感じなかったけど、少し歩いたらフライパンの上で炒められている気がしてきました。

軍艦島は廃墟の街という雰囲気です。

ありま夫婦が生まれた昭和30年代でも最盛期だったようです。

地下の炭鉱から上がってきた労働者は、3つのお風呂に入っていたらしいです。

最初のお風呂で真っ黒になった服などを洗います。これ海水。

次の風呂で体を洗います。これも海水。

最後の風呂が真水の風呂だったようです。

水が貴重だったからとのことです。

軍艦島は世界遺産として認識されているけど、島全体が認定されているということではなく、明治時代に造られた建造物だけが認定されているということです。

この、レンガ造りの壁がそれだそうです。もう一つは海底坑道ですが見ることはできないです。

狭い島に5000人が住んでいたということで、物凄い人口密度だったそうです。

でも、重労働かつ危険な仕事だったため給料はとても良くて、どの家庭にもテレビ、洗濯機、冷蔵庫が備わっていたそうです。

テレビに至っては普及率100%だったそうです。

今でこそボロボロになって朽ちてしまっているけど、当時は最新のコンクリート住宅だったということです。

フライパンの上で炒められている食材になったような気分で、ガイドの方の話を聞きます。

話しがとても面白いというか興味深いものなので、暑いけどしっかり聞き入ってしまいました。

背中を汗がツツツーって流れていく気持ち悪さを感じつつ続いた見学は1時間ほどで終了し船に戻りました。

再び船の上から軍艦島を眺めながら、ここで暮らしていた人たちの生活がどんなだったか想像してみましたが、もう暑くてそれどころではなくなっていました(笑)

埠頭に戻る船内で上陸証明書をもらいました。

長崎ちゃんぽん発祥の店

軍艦島は見ごたえがありそのインパクトにしばし頭の中がいっぱいいっぱいになりましたが、お腹の方はからっぽです。

そこで、埠頭からすぐ、そしてホテルの真正面にある「四海楼」に行ってみることにしました。

超有名店で大分並ぶことを覚悟していました。

そしたらラッキーなことに丁度すぐに案内されるタイミングだったようで、しかも窓際の眺めの良い席に案内してもらえました。

まどから、先ほどの「シーマン商会」の船が見えています。

やっぱり、ここに来たら一度はちゃんぽんを食べないといけませんよね。

でも、一応どんな料理があるのかメニューを眺めてみました。

美味しそうな中華料理が並びます。

チャーハンも中華丼も美味しそうです。

点心も興味あります。

まったく胃袋のキャパシティーが足りませんね。

それに二人だけだと品数を増やせません。

残念ですがちゃんぽんと皿うどんだけを頼んで、それを目いっぱい楽しみたいと思います。

初日に食べたちゃんぽんは中華屋さんのちゃんぽんでしたが、今回のものは中華料理店のちゃんぽんって感じです。

食べ比べ楽しみですね。

この店の特徴はこの錦糸卵。

そしてもう一品は皿うどんです。

これもこの店が元祖だということでマストオーダーです。

汁無し麺です。上にはたっぷりの野菜と肉魚貝類が乗ります。豪勢ですね。

味は贅沢な味と言いましょうか、とても美味しいですがとんがった特徴のようなものは無いです。

麺も具もスープもまんべんなく美味しいです。

と、夢中で食べていたら入り口が沢山の待つ人で溢れていました。

軍艦島上陸といい私たちは超ラッキーでした。

待っている人もいるので、食べ終わったら直ぐに支払いを済ませ、1階の売店に行ってみることにしました。

ちゃんぽん、皿うどんのセットはもとより、ここで長崎のお土産が全て揃っちゃいますね。

でもお土産はここでは買わず、食後のスィーツとしてカステラアイスを1つ買いホテルで食べることにしました。

きめの粗い薄くカットしたカステラの間にバニラアイスが挟まっていて、食べるとフワフワの甘いカステラ、冷たいバニラアイスと甘かったり、冷たかったり、甘かったりと美味しさで忙しくなるスィーツでした。

チーさんはちゃんぽんと皿うどんでお腹一杯ということで、これは食べられない~と悔しがっていました。

大浦天主堂、そしてグラバー園へ

長崎は近代史に残る出来事と人物、それにまつわる建物などが豊富です。

大浦天主堂もその筆頭です。

長い階段を登り、教会の前に付きます。

教会の中は撮影ができないので、見学だけにしました。

今回、秀吉の時代からのキリスト教信者に対する凄まじい弾圧とそれに耐えてきた信者の歴史を沢山見ることができました。

この教会もそのシンボル的な建造物です。

そういった歴史的背景を理解しながらの見学は深みが増しますね。

旅行前の下調べって結構重要です。

じっくりと教会を見学した後にグラバー園に向かいます。

大浦天主堂とグラバー園のセット券が割安になっていてQRコードで入館できるので便利です。

グラバー園は、世界遺産でもともとこの地にある旧グラバー邸の他に、旧リンガー邸、旧オルト邸、他多数の建物が移設されています。

敬愛する坂本龍馬とグラバーがこの場所で会っていたのかなぁ~なんて思いを馳せながらの見学でした。

日差しが強い中での見学で疲労したので、風通しの良い日陰のベンチで夕暮れまで休憩。

山に日が沈み空の色が変わっていくマジックアワーを堪能してグラバー園を後にしました。

夕食 地元居酒屋からおじやの店へ

夕食は地元で人気の「安楽子」へ。

完全なる居酒屋でお酒がメインの店だったので、アルコールを飲まない二人は少々居心地が悪くなり、お刺身盛り合わせを頼んでそそくさと退店しました。

お刺身は美味しかった。

ちょっと食べたりなかったので歩いて10分ほど離れたところにある「おじや一二三亭」(食べログ)へ。

おじやをメインにしている事自体がとても珍しいですが、そのおじやがメチャメチャ美味しいので納得です。

たっぷりとかかっているのはすりごまです。

これが香ばしいアクセントになります。

チーさんは五島うどん。

おじやもうどんも、暑い日になんで?と思うけど、暑い日だからこそこういった温かいものがホットすることもあります。

美味しくいただいて、店を出るとそこは丁度めがね橋前でした。

夜の川に写り込む橋の形がちょうど丸くなり、メガネが完成していました。

朝から長かった一日は、これで終わりです。

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