飛行機の夕景、夜間撮影で有名なスポットになっている千里川の土手。誘導灯の光が機体に反射して昼間とは違った姿を見せてくれたり、カラフルな電光を浴びながら離陸する飛行機を撮影することができる。そのせいでSNS映えする動画や写真を目当てに週末には多くの人で賑わう。わたし自身、すでにこの場所での撮影をし始めてから7年程度になるが、確かに最近人が増えているのは事実。原因の一つは近隣にコイン駐車場ができたこともあると思う。以前だと割と離れた場所に駐車して重いカメラ機材を背負ってこの場所に来ていたが、歩いて数分のところに駐車場ができたのはかなり大きい。
コロナ禍ではさすがに見物客も激減、減便の影響で飛来する飛行機の数や大型機材の飛来が減少して残念な思いもさせられたが、今となっては昔の出来事。
この時間帯の空は刻一刻と変化して色味も明るさも変わるのでカメラ設定の忙しい。
昼間の撮影では、単純に飛行機の機体を捉えることのみでそれほど多くの表現手段はないが、夕方から夜にかけてカメラ設定や編集ソフトを使って様々な絵作りができるのは魅力。
この時間帯にA滑走路に降りてくる機体を狙うのも昼間では味わえない魅力。
日が完全に落ちて空が紺色から黒になると背景となる空には階調がなくなり、機体自体を周辺の光などを利用しながら持ち上げていかなければならない。
現代のミラーレスカメラ、レンズの性能のおかげで、撮影時のままのRAWデータだとほぼ被写体は暗くて見えないが、編集ソフトを使って持ち上げるとこのような姿が浮かび上がる。もちろん最近導入された技術でノイズもかなりのレベルで処理できていることも大きい。因みに上のDHC-8の写真でのカメラ、レンズと設定は以下の通り。
カメラ : Canon EOS R7
レンズ : Canon RF70-200mm F2.8L IS USM
設定値 : SS 1/80 F2.8 ISO4000 焦点距離190mm
*手持ち撮影
夕景をメインにした撮影時間は終了し、いよいよ夜間撮影に移る。。。