オーディオ愛好家向けSACD情報。

ブルックナーに定評のあった往年の名指揮者・ギュンター・ヴァントが、長年の手兵、北ドイツ放送交響楽団を指揮して、得意のブルックナーの交響曲を演奏したライヴ録音がSACDシングルレイヤーで発売されます。

2012年、2014年に相次いで独ProfilよりCDリリースされたもののSACD化ということで、演奏はもちろん、SACDによる音質向上が期待されます。

ヴァントというと、録音の多くはライブも含め多くがRCAから出ていますが、今回の音源はRCAとの重複は一切ありません。

曲目は、全てブルックナーの交響曲で6タイトル。
ブルックナー:交響曲第3番(1985年ライヴ)
ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』(1996年ライヴ)
ブルックナー:交響曲第5番(1995年ライヴ)
ブルックナー:交響曲第7番(1999年ライヴ)
ブルックナー:交響曲第8番(2000年ライヴ)
ブルックナー:交響曲第9番(1998年ライヴ)

ハンブルク北ドイツ放送交響楽団(現NDR交響楽団)
ギュンター・ヴァント(指揮)
録音場所:ハンブルク、ムジークハレ
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
SACD Single Layer

ギュンター・ヴァントの晩年は、最高のブルックナー解釈者として、実演でも録音でも大変な人気、評価があった覚えがありますが、彼の死後、時間とともに存在感が薄れている感は否めませんでした。一方で、彼が存命当時には実現しなかった、SACDなどでの高品位メディアでの録音の発売も最近活発になってきていて、ヴァントのブルックナーへの再認識の機運が高まっているように思います。また、発売当時は人気の高かった、ベルリン・フィルとの録音よりも、手兵の北ドイツ放送交響楽団との演奏の方が、より彼の芸風を伝えているという評価の方向に最近は傾いているようにも思います。そういう点でも今回のSACDリリースは注目でしょう。

また、大オーケストラの音の洪水を楽しみたいオーディオ愛好家にとっても、ブルックナーは格好のソースだと思います。

なお、今回のリリースはすべてSACD対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプレーヤーでは再生することができませんのでご注意ください。



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