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“メイド・イン・オーストリア”のモニターヘッドフォン2機種
2020年10月22日 17:30
エムアイセブンジャパンは、オーストリアのAustrian Audio初となるモニターヘッドフォンでオーバーイヤータイプの「Hi-X 55」と、オンイヤータイプ「Hi-X50」を22日に発売した。価格はオープンプライス。直販サイト「MUSIC EcoSystems STORE」での販売価格は「Hi-X 55」が36,000円、「Hi-X50」が30,000円。
Austrian Audioは、'17年7月1日にオーストリアのウィーンで創業したブランドで、AKGに所属していた22名がコア・エンジニアリングチームを構成している。
「Hi-X」シリーズは、ブランド初のプロフェッショナル・モニターヘッドフォン。“メイド・イン・オーストリア”が特徴で、ドライバーなど重要部品に既製品は使われていないという。
「極めてリニアで上質なモニタリング体験を提供する」という独自開発の44mm径「ハイ・エクスカーション・ドライバー」を搭載する。ドライバー口径は、さまざまな測定やリスニングテストによって最適と判明したサイズだといい、プロが求めるパフォーマンスを発揮しながら、ダイアフラムの“ぐらつき”を生じさせないという。ダイアフラムは剛性も高いデザインで、ドライバー全体の振動抑制にも貢献する。
両モデルとも、低反発イヤーパッドを採用し、長時間のセッションにも応える快適な装着感を提供するという。ヒンジ部やヘッドバンド部は、耐久性と安定性を確保したメタルパーツ製。ケーブル着脱式で、断線などのトラブルにも対処できる。折りたたみ構造も採用しており、携帯時や保管時に場所を取らないのも特徴。
再生周波数帯域は5Hz~28kHz、インピーダンスは25Ω。着脱式のケーブル長は3mで、入力端子は3.5mmのステレオミニ。6.3mm標準プラグへの変換アダプターや、ソフトポーチが付属する。
外形寸法と重さは、「Hi-X 55」が190×170×85mmで305g(ケーブル除く)、「Hi-X50」が190×170×70mmで285g(ケーブル)。