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レグザ、Android TVのスタンダード4K液晶「M550K」。55型/約14.3万円から
2021年8月5日 11:00
TVS REGZAは、薄型テレビ・レグザの新製品として、Android TVを搭載したスタンダード4K液晶「M550K」シリーズの65型と55型を、8月27日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は65型が18.7万円前後、55型が14.3万円前後。
4K液晶レグザ「M550K」シリーズ
・65型「65M550K」 187,000円前後 8月27日発売
・55型「55M550K」 143,000円前後 同上
2020年発売の4K液晶レグザ「M540X」シリーズの後継。映像エンジンやOSの変更以外にも、Dolby Vision/Atmos対応やナチュラル美肌トーンといった機能の追加に加え、広色域復元(9色軸→36色軸)や音声出力(20W→40W)などの細かな性能向上も行なわれている。
なおM550Kシリーズの大型モデル「75M550K」は、“リビングシアター大画面レグザ”として7月に発表済み。
映像回路は、4K有機EL「X8900K」、4K液晶「Z670K」シリーズにも採用されている「レグザエンジンZR I」。レグザ独自の高画質処理システムに快適操作のAndroid TVを組み込んだ、ハイパフォーマンスでハイスペックなエンジンを、スタンダード4K液晶にも搭載した。
65型・55型共に、4K/3,840×2,160ドットの液晶パネルを採用。直下型LEDバックライトとレグザ独自のガンマ特性、輝度特性の専用チューニングにより高品位なパネル性能を目指している。なお、ローカルディミング機能は非搭載。60Hzの等速パネルのため、HDMI入力は4K60pまで対応する。
自然で美しい人肌を再現する、独自の画質処理「ナチュラル美肌トーン」を搭載。
映像内の人肌を検出し、立体感や質感を向上させるとともに、黒ずみや白飛びなどを抑制し、自然な人肌を再現。撮影環境などの影響によりカラーシフトした人肌を、自然で美しい色合いに復元する。
「おまかせAIピクチャーZR I」は、視聴環境の明るさや色温度の違いをリアルタイムに検出し、適切な画質に自動調整するもの。夜間に浴びると睡眠導入を妨げるといわれているブルーライトを、従来機よりも抑制。
照度200ルクス、色温度3,000Kの電球色照明の視聴環境下において、「55M540X」('20年モデル)と比較した場合、55M550Kは約20%ブルーライトをカットしているという。
放送番組を高画質化する「地デジAIビューティZR I」は、放送波のさまざまなノイズを低減し高精細な映像を再現。テロップまわりのノイズや動きのある映像で発生する動きボケを抑え、クリアな映像を描写する。さらにクラウド上にある番組やジャンルごとの映像調整パラメーターを利用し高画質処理を行なう「クラウドAI高画質テクノロジー」で、4K、BS、地上波のさまざまな番組を高画質化する。
放送番組だけでなく、ネット動画用の高画質処理も搭載。「ネット動画ビューティZR I」では、動画の特性に応じて画質処理を実施。コントラストや精細感を向上させ、テイスレームレートなコンテンツも滑らかに再生。前述のナチュラル美肌トーンとの組み合わせにより、ネット動画においても自然な人肌を再現する。
ほかにも、最明色(物体色の限界)を考慮した、自然で豊かな色再現を実現する広色域復元を搭載する。カラーイメージコントロールは36色軸。
また対応するHDRは、HDR10、HLGのみだった前機種(M540X)から、新たにHDR10+、Dolby Vision、Dolby Vision IQが追加されている。
Dolby Atmos対応の重低音スピーカーシステムを搭載。
バスレフボックス配置のフルレンジスピーカーと、重低音バズーカを総合出力40Wのマルチアンプで駆動。パワフルで臨場感溢れるサウンドを目指した。
新しくなった新リモコンを採用。これまでのレグザリモコンのキー配置を踏襲しながら、YouTubeをはじめとするさまざまなネット動画にすぐにアクセスできるダイレクトボタンをリモコンの上部に設置。放送番組や録画番組もネット動画もスムーズにアクセスできる。
動画配信サービスダイレクトボタンは、ABEMA、Hulu、U-NEXT、YouTube、Amazon Prime Video。新搭載の「My.Choice」ボタンを使えば、お気に入りのネット動画やHDMI接続した外部機器を登録でき、ボタンひとつですぐに起動できる。なお、同機能は2021年秋にファームアップデートで提供予定。
なお従来モデルでは視聴可能だった、動画配信サービスのNetflixは非対応となっている。
搭載チューナーは、BS/CS 4K放送×2、地上・BS・110度CSデジタル×3。別売のUSB HDDを用意すれば、2K放送の2番組同時録画や、4K放送の裏番組録画が行なえる。
録画した番組は、録画リストやシーン出演者リスト、ざんまいスマートアクセスなどからアクセス可能。ユーザの見たい映像コンテンツを見つけ、手軽にアクセスできる「みるコレ」の思想を引き継ぎながら、Android TV用のインターフェースにUIを変更。快適な操作性を実現しているという。
別売のタイムシフトマシンハードディスク(「D-M210」)を接続することで、“タイムシフトマシン内蔵”のような操作を実現するタイムシフトリンクに対応。リモコンの専用ボタン「タイムシフトリンク」で、初めにジャンプ、過去番組表、ざんまいスマートアクセスメニューが呼び出せる。
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ゲーム機の出力映像に合わせ、自動的に最適な映像を再現する「オートゲームアジャスト」機能を搭載。さらにゲーム信号を認識すると自動的に低遅延モードに遷移するALLMをサポート。ゲーム専用高画質ほか、0.83msの低遅延表示(1080p/120Hz入力時)も実現している。4K120p入力、VRR機能は対応しない。
HDMI入力は4系統で、HDMI 2のみeARCをサポート。ほかにも、ビデオ入力(映像・音声LR)、光デジタル音声出力、ヘッドフォン出力、LANを各1系統用意。USB端子は3系統。無線LANは、IEEE 802.11a/b/g/n/ac。
消費電力・年間消費電力は、65M550Kが206W・113kWh/年、55M550Kが173W・97kWh/年。
スタンド含む外形寸法と重量は、65M550Kが145.1×32×85.7cm(幅×奥行き×高さ)で20.5kg、55M550Kが123.2×25.9×73.4cm(同)で15.5kg。