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パリオリンピック放送/配信での楽しみ方。TVerでほぼ全競技・種目配信

日本時間7月27日にパリオリンピックが開幕する。会期は8月12日まで。民放地上波テレビ各系列も注目種目の生中継を中心に放送するほか、民放テレビポータルサイト「TVer」で初めて、ほぼ全競技のライブ配信を行なう。NHKでは、地上波/BS/ラジオを含め、計900時間を放送。

オリンピック特設ページイメージ

これまで民放のオリンピック配信は、大会期間中に開設されていた特設サイト「gorin.jp」が主要プラットフォームとなり、TVerでは一部種目のライブ中継、ハイライト配信が行なわれていたが、パリオリンピックではTVerに集約。TVer単独配信や、ドラマやバラエティなどと同じ地上波との番組同時配信、さらにTVerテレビアプリでの視聴も可能となる。なお、一部の地上波同時ライブ配信はTVerテレビアプリでは視聴できない。

開幕に先駆けて特設ページもオープンしており、テレビ放送/ライブ配信のスケジュールを確認可能。日別や競技ごとの表示もできる。

オリンピック特設ページイメージ

TVerでは開会式2日前の24日に行なわれるサッカー男子予選のウズベキスタン対スペイン戦(日本時間22時~)、アルゼンチン対モロッコ戦(日本時間22時~)からライブ配信がスタートする。

民放各局では、日本テレビ系列で「卓球 女子団体 3位決定戦・決勝」や「体操 男子個人総合 決勝」、テレビ朝日系列で「柔道 女子 52kg級・男子 66kg級 予選」や「スケートボード 女子ストリート 決勝」、TBS系列で「卓球 女子シングルス 3位決定戦・決勝」や「陸上 男子 100m 準決勝・決勝」、テレビ東京系列で「卓球 女子シングルス・男子シングルス 準決勝」や「バドミントン 女子シングルス・男子シングルス 3位決定戦・決勝」、フジテレビ系列で「卓球 女子団体 準決勝」などを放送予定。

NHKは既報のとおり、総合テレビ/Eテレで約315時間、BSで約200時間、BSP4Kで約195時間、BS8Kで約100時間、ラジオ第1で約90時間の計約900時間を放送。総合テレビ/Eテレで放送する競技や、その関連番組はNHKプラスで同時配信する。試合の途中でも最初から楽しめる追いかけ再生、見逃し配信にも対応。

NHKプラスでは、競技別やメダルの瞬間など“名場面”を集めたプレイリストなど、さまざまなコンテンツを用意する。

またNHKは「パリ オリンピック2024」と題した特設ページも開設。総合テレビ、Eテレ、BSのほか、NHKプラスなどNHKの五輪関連番組をまとめた「放送予定」や、全競技・種目の日程、途中経過を含む「結果速報」、選手情報、五輪関連ニュースなど、幅広い五輪情報を掲載する。

サイト上では、オリンピック放送機構(OBS)提供の開会式・閉会式の映像もライブ配信。ライブ配信と見逃し視聴をあわせ、すべての競技・種目を試聴できる(一部の競技・種目は見逃し配信のみ)。

動画は9月まで、いつでも見逃し視聴が可能で、日本選手のメダル獲得など活躍シーンをコンパクトにまとめた「ハイライト動画」も掲載する。

セーヌ川を舞台に行なわれるパリオリンピック開会式は、日本時間7月27日1時より総合テレビで、2時30分よりEテレで放送。テレビ朝日では27日8時より開会式をハイライトで放送する。

また開会式前の24日にはサッカー男子の予選リーグ「日本対パラグアイ」(総合テレビ25日1時50分~)、25日には7人制ラグビー男子予選ラウンドの「ニュージーランド対日本」、サッカー女子の予選リーグ「日本対スペイン」(総合テレビ25日23時45分~)などが行なわれる。

なお、日本とフランスの時差は-7時間。多くの競技が日本時間夕方から翌朝6時前後にかけて放送されるので、録画の際は注意しておこう。

日本民間放送連盟が公開しているパリオリンピック民放地上波テレビタイムテーブル(7月5日時点)
酒井隆文