『主戦場』を見てきた。日系アメリカ人であるミキ・デザキが監督をつとめたドキュメンタリー映画で、従軍慰安婦をめぐる論争を扱ったものである。 www.youtube.com 全体的に非常にわかりやすく、テンポのいい編集でエンタテイメントらしく作られたドキュメンタリーである。マイケル・ムーアみたいに監督が出てきて面白おかしく自分の意見を主張したりするというわけではないのだが、編集などがいちいち気が利いており、見ていて飽きない。デザキ監督がこういう映画を撮ろうと思ったのは、日本でネット右翼に攻撃されたことがきっかけだそうだ。 基本的にはいろいろな人にインタビューしているだけなのだが、否認主義者たちが本人たちは冷静に話しているつもり…なんだと思うものの、学問的議論どころか倫理的に問題がある発言を(自分たちはまともな主張だと思って)連発しており、笑うしかないようなところがたくさんあった。サンフランシス