東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)は17日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて大会を中止した場合の費用について「今、やめたら倍の金がかかる」と述べた。 国際オリンピック委員会(IOC)総会後の記者会見で、五輪の開催可否が争点の1つにもなった5日の都知事選に関する質問に答え「意識的に五輪のことをおっしゃった(候補の)方は慎重論、反対論、五輪をやめて、その金をコロナ対策に充てたらどうかという論調が多かったと思いますが」と言った後に「今、やめたら倍の金がかかるということを全く考えていない」と続けた。 あらためて「倍」の真意を問われると「まあ、例え話を言ったのであって」とした上で「常識的に考えてみても、一生懸命に投資したものが結局、完成を見ずして終われば、それは無駄になるんじゃないですか。さらに新しいものに対しては、保証しろ、弁償しろと言われれば誰がそれを弁償す