カレーライス、おかわりは2杯

60代に突入 ふたり暮らし 目指すのは"らしく" "楽しく" "健やかに"

読んだ本から思い出したこと。

図書館で本を借りる時の目安にしているのは…


返却されたばかりの本から選ぶこと。


理由、ひと様が読んでる本だから、さぞかし面白いはずだ。と。勝手に思っています^_^;


今回、読んだ本は…



「此の世の果ての殺人」荒木あかね著


この本を選んだのは、↓



史上最年少の江戸川乱歩賞受賞作品だったので^_^;


批評家の満場一致って、すごくないですか!?


すごい才能ですね。




小惑星が数ヶ月後に日本に到達し、この世は確実に終わるということから始まる内容


人々は生き延びるために右往左往する中、主人公は運転免許を取るために自動車学校に通い始める。


そこで出会った自動車学校の先生。


言葉使いが男っぽいので、女性というのをすぐ忘れてしまう^_^;


ある日、ふたりはいつものように教習車に乗り込むと、トランクの異変に気づき、開けてみると…


女の変死体を発見。


元警察官だった先生と主人公は犯人探しを始まる。


今更、そんなことをして何になる?


何故なら、後数ヶ月で地球は木っ端微塵になるというのに。


正義とは何か?


生きるとは何か?


最後にしておきたいことは何か?


平和な暮らしをしている今、そういう状況になった時、私ならどうする?


どういう行動に出るだろう。と考えながら読み進めました。



小説を読みながら、思い出したことがあります。


ひとりで名古屋駅周辺を歩いていた時、足をひねって、転んだことがあります。


私の住む町と違って、名古屋駅周辺はたくさんの人が行き来しています。


そんな中で転んでしまった私。


恥ずかしいと思うのが普通でしょうか?


私は大袈裟に痛い、痛い!を連発しました^_^;


大概の人はみて見ぬふりです。


誰かが助けてくれるなんで、そんな期待はしていませんでした。


何故なら、その時はコロナ禍だったので。


だけど、若いカップルの女性が「大丈夫ですか?」と手を差し伸べてくれました。


私は咄嗟に「すみません、素手で触ったらダメですよ」というや否や、彼女は立たせてくれました。


彼女の彼氏さんも心配そうに声をかけてくれました。


こんな状況の中で危険を顧みず、助けてくれた優しい若いふたり。


私はそんなことが出来るだろうか?


できたら、そういう人でありたいとこの小説を読んで思いました。

  翻译: