Murder Wears Mittens (Seaside Knitters Society)
Goldenbaum, Sally
Kensington







マサチューセッツ州の小さな海辺の街の編み物クラブのメンバー4人の女性が殺人事件を解決するというシリーズ。
Birdie 80歳代の裕福な未亡人
Nell  夫と暮らす60歳ぐらい?
Izzie   Nellの姪でKansas出身の元弁護士。毛糸ショップを営む。夫と2歳の娘。
Cas  地元出身。兄(弟?)とロブスター漁の会社を営む。人気推理小説作家のフィアンセと暮らす。30歳代ぐらい?

大雨の夜、職場の洗濯機が故障し、ロブスター用の網などもろもろをコインランドリーで洗っているCas。洗濯機の中身を見ると、自分のものではない、小さな子供の洋服が。
誰のものだろう?と気にしていると、大雨なのにジャケットも着ず、犬を連れて自転車に乗ってきた少年がドライヤーを開けて、その子供の服を取り出し始める。
Casは脅かさないように近づこうとするが、Casに気が付くと少年はあわてて逃げ出す。
ドライヤーに残されたのは小さなピンクのセーターと大昔Casも通った学校の制服。これもまた小さなスカート。

大雨の中自分と妹であろう小さな女の子の洗濯をしにやってきた少年のことが気になり、二人の身元を探し、制服を無事に親に届けようと考えるCas。幸いに、このカトリックの学校の校長でもあるシスターはCasの叔母なので、すぐ身元はわかるだろう。。。。。

そうこうしていると、町のはずれに一人で孤独に暮らす高齢女性が自宅で死体で発見される。


こんな感じの始まりはとても雰囲気があって、海辺の町の設定も、編み物サークルの設定も面白そうで、期待大だったのですが。
真ん中が、展開があまりに遅く、引っ張り過ぎな感じがあり、余計なキャラクターやら会話やらパーティやらが多すぎて、ちょっと期待はずれに終わりました。
主役が4人。そして、その主役のパートナーやら兄弟やら親戚やらが多いのに、町の住人も結構出てきて長くしていると思います。

この作品はシリーズ12作目。
この前の11作の間に登場人物がどんどん増えていったんでしょうね。
まあ、それでも設定やキャラは好きなので、第1作目はいつか読むかもしれません。

このシリーズ、途中で出版社が変わったらしく、この12作目が新しい出版社の第一作となるようです。


★★★☆


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2017-08-29