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湧き水からノロウィルスが検出だってよ~携帯、災害用浄水器について

2024年08月29日 01:01

由布院のある旅館で食中毒、それが食品ではなく湧き水にノロウィルスが検出され、湧き水を飲んだだけの人も食中毒になっているそうな・・・。お盆休みくらいの事件でその後の検証がどうなっているのか注目したいところ。だって湧き水にノロですぜ!。通常じゃあり得ない話。どこからウィルスが混入したのか、それを突き止めない限り、今後、山での湧水を飲むなんて恐過ぎる・・・。

もうすぐ防災の日だし、どうやら今日の時点でその防災の日前後に関東に台風が直撃しそうなんだな。そんな訳で本日は防災にちなんだ浄水器のお話である。

由布院ノロウィルスの話題が出る前、ちょうど立てない歩けないの腰痛が治った頃、6月の頭くらいかな?、携帯用の浄水器を買ったんだな。アウトドア好きなら誰もが知っているメーカーの商品を選んでいる。

でも世の中、知識のないお馬鹿さん、いや、、、

「知識を仕入れようとしないお馬鹿さん」

と言おうか?。そういうのが仰山いるのにビックリしたんだ。amazonとかyahooショッピングのユーザーレビュー欄を見るとたまげるお馬鹿が多い。

「お茶を通したけどお茶の味がした」
「コーヒーを通したら薄いコーヒーが出てきた」
「海水を通したけど塩っぽいまま」

ねっ?、アホ過ぎるでしょう?。まず大半の携帯用、災害時用浄水器には注意書きとして「水に溶けた成分は除去出来ない」と記載されている。それは商品の紹介、仕様欄にもしっかりと掲載されている。それすらも読まないで購入後に文句を付けるお馬鹿さん達・・・。

また見た事も聞いた事もないメーカーの安価な浄水器が爆発的に売れているようだ。どうやら民放のサバイバル系のTV番組でタレントさんが使用した事から一気に売れたんだそうな。ここでは名前を伏せるけどちょっと検索すればすぐに出てくる商品。

その商品の説明には「日本正規品」と書かれており、かつフィルター径が「0.01ミクロン(マイクロメートル)」と表記されている。そしてお値段は公式で3980円だったかな?。

「ほぉ、0.01ミクロン穴のフィルターを持つ浄水器が5千円でお釣りが来る?、おいおい!、ヤバくねえか?、詐欺じゃねえの?」

値段と仕様を見た瞬間、かなり懐疑的になっちまった。だって0.01ミクロンだったら0.03ミクロンのノロウィルスも除去出来るんですよ!。そんな優れた浄水機能のある商品が3980円の訳ねえじゃん!。

調べると企画、開発は日本で生産は中国だそうな。どうやら0.01ミクロンってのは誇大っぽい。ウィルス系は除去出来ないと説明書に書かれているみたい。ウィルスはペケ、その時点で0.01と言う数字は大嘘なんですよ!。穴の大きさはランダムでその中の最小値が0.01ってだけなんだと思う。詐欺とは言い辛いけど詐欺紛い・・・。

とにかく私は真っ先に買わないリストに入れちゃった商品。テレビで紹介されてから仰山売れたようだが、これを読んだ貴方!、主観ではあるけれどこの商品は買うべきではない!。ちゃんと有名メーカーのを買おうよ!。

そんな私はアメリカ製の「ソーヤー マイクロスクイーズ」を購入している。フィルターが同一規格の「ソーヤーミニ」と迷ったけど、短気なものでスピードが命、素早く浄水出来るマイクロスクイーズを手に入れたのだった(ミニの1.5倍くらい)。アメリカ製を馬鹿にしちゃいかんよ、口に入るものに関しては日本より煩かったりするのがアメリカ。しかも日本でも多くのアウトドアマンが利用している。

ソーヤーのマイクロスクイーズもミニもフィルターは0.1マイクロメートルである。だから大腸菌やエキノコックスなどは99.99・・・パーセント除去してくれるが、ノロウィルスは素通りする。そりゃそうだ。お値段が6千円だもの(1年前まで5千円で買えた、円安糞食らえじゃ!)。

似非なアウトドアマンだから山中でキャンプをしないのでわざわざ川の水を汲んで飲もうとは決して思わない。でも旅行の度に話し合っている事として「飲料用湧き水」、これね、特に山中のは夏でも冷たくて美味しかったりするでしょう?。実際に福島県は奥会津にある霧幻峡にてドバドバ流れる湧き水があり、真夏だったのでがぶ飲みした訳さ。それはそれは冷たくて美味しゅうございました。

でもその翌日だっけかなぁ?。やはり奥会津で炭酸水が湧いている場所ってのがあって、自然の炭酸水を飲んだ事ないからとこれまたがぶ飲みしましたよ。お腹は一切壊さなかったものの、これが湧いている場所が井戸になっているのだよね。この時は水位が低かったようで結構体を屈ませて汲んでおり、しかもぶっちゃけ好みの味ではなかった。良く判らないけど、一般的な炭酸水の味なんだけど思った程炭酸が強くなく、それで雑味をより感じたと言うか、何臭いって言うのかな?、良く判らないけれど二度目はねえかな?、そんなお味。それを思い出すと、、、

「少なくとも井戸水は飲まない方が良いんじゃね?」

しかもここって事故が起きているんだよね。我々が訪れた数年後に井戸に落ちて亡くなった方がいる。この方達が可哀想でならない。さぞ苦しかったろう。恐らく我々が汲んだ時よりもさらに水位が低かったのだろうな・・・。

人が亡くなっているからど~のではなく、誤って人が落ちちゃうくらい水位が低くなる井戸だから幾ら上澄みをすくってゴクゴクしていても湧いて出ている、もしくは水脈から流れてくる量が非常に少なく淀んでいる可能性もあるし、誰かが井戸の中で悪戯していたら終わりっしょ?。人がいなけりゃ立ちションだって出来るし、ウンコも楽に落とせるんだよ。余程の悪人だったらヒ素だの青酸カリだのをポトリしちゃうかもしれない。

今は事故防止も含め、直接井戸から飲めないようになっているらしく悪戯も出来ないようだが、日本には「井戸から飲みましょ!」、って湧き水も仰山ある筈。とにかくそれ以来井戸の湧き水は一切口にしていない。

ドバドバ流れているような湧水なら土壌が汚染されない限り、恐らく問題はない。でもそれは「恐らく」であり、例えば一般に「大雨の後の湧き水は飲まない方が良い」とか言われていたりしない?。毎日品質検査をしている訳じゃあるまいし・・・。飲み水として有効の湧水であってもフィルターを通した方が「より安全」だよね、って事で浄水器を買ったのだった。

とにかく大腸菌とエキノコックスさえ防げれば大丈夫っしょ、そんな思考だった。だって湧き水にノロウィルスが混入するなんて誰も思わなかったでしょう?。

由布院の旅館だけじゃない。轟の滝(熊本県)では川遊びしていた人が次々とノロウィルスの症状を訴えた。恐ろし過ぎるでしょう?。川の水をガブガブ飲んだのではなく、川遊びしていただけでノロっちゃうんですぜ!。ノロウィルスってほんの少しでも体内に入ったら危険ならしいから仕切られたプールでノロウィルス保持者がウンコしちゃったとかだったら何となく「同じ時間にそこにいた人ヤバイよね」ってなるけど、川ですぜ、川!。流れある川!。

感染した人と川(滝壺)で見つかったウィルスは遺伝子型が異なるそうだが、いずれにせよ、川の中にノロウィスルが存在していたのは事実でしょう?。相当に恐ろしいわい!。もし由布院とこの川での事件後に浄水器の購入を考えていたら多少高価であってもウィルスさえも除去出来る浄水器を買ったさ!。

ではウィルスも除去できる浄水器とは?。そう、0.01~0.02マイクロメートルの穴を持つフィルターがセットされている浄水器を買うしかない。それくらいになると重金属が残っているような元は鉱山だったような山の水ももしかしたら飲めたりもするようだし、一部の放射性物質もろ過してくれるみたい。そしてそんな浄水器は「5千円以下では決して買えないプライス」である。

お値段が優れているのは「グレイル」、「セイシェル」、この2つはベーシックなタイプなら1万円前後で手に入る(おっ!、今ならセイシェルがAmazonで実質7千円で買えるぞ!)。「ライフセーバー」はかなりお高い。2~3万する。でも安心を買うのならこれ一択(他にも0.01~0.02マイクロメートルフィルター装備の浄水器があるようなので各自調べてちょ!)。

以前全身ワークマンで遭難なんぞしたくないと書いた。全身ワークマンの出で立ちで遭難死したら悔やんでも悔やみきれない。ミスで崖から落ちたとか計画性のない無鉄砲登山とかであったとしても、、、

「あいつワークマンを着ていたらしいぜ」

と世間から揶揄されるし、己も地縛霊となって、、、

「ワークマンを着ていた為にオレは死んだ・・・」

と後悔し続け、ずっとその地を彷徨っちゃうに違いない。おっとワークマンが悪いって訳じゃないよ。値段相応ですよって事であり、同じ死ぬのなら有名アウトドアメーカーのウェアやギアを身につけて死にたいよねってお話。

それと同じでたかが3980円如きのプライスで0.01マイクロメートルフィルター採用と嘘っぽい事が書いてある中国製の浄水器を買ってノロウィルスに掛かったら自分の馬鹿さ加減にゲンナリするしかない。

「あいつテレビに騙されてあれを買ったんだぜ!、それでノロで3日間苦しんでいるらしい」

そう馬鹿にされるだけ。これね、商品を恨んじゃいけないのだよ。少なくとも0.1マイクロメートル前後のフィルターとしては正しく機能するらしいから中国製品だからお値段なりの性能は持っている筈(そうでなかったら「詐欺商品」でしかない、現状は「詐欺紛いの商品」ね!)。でもそれでノロウィルス云々なんて騒いだらアホ丸出し。自分がお馬鹿だったと認めなくちゃ駄目っしょ。

でもセイシェル、グレイル、ライフセーバーで浄水した水を飲んで何かしらのウィルスに冒されたら・・・、これは自分も悪くないし、商品も不良品でない限り悪くない。これら商品でも浄水出来なかった何かを体内に入れちゃっただけで今回は運が悪かっただけと十分に納得出来るでしょう?。

そんな運の悪い事になりたくないのならノロウィルスに関しては沸騰させれば死滅するらしいし、なんだったら次亜塩素酸ナトリウムを数滴入れちゃえば大半の菌やウィルスは死滅する。幾ら0.01~0.02マイクロメートル穴のフィルターを持っているからと言ってあくまでもそれは「メーカー公表値」に過ぎない。だから過信すべきではない。高価な浄水器を使った方がより安全ではあるが、日本の水道水には適う筈がない。

この次亜塩素酸ナトリウムを使うってのは時折コメントのやり取りをしている同じfc2のアウトドアなブロガーから教えて頂いた事。それから調べましたよ。要はハイター等の洗剤成分の入っていない漂白剤だったら何だって良い。メーカー、商品名を失念、純度が高い?、無駄な添加物が入っていない次亜塩素酸ナトリウム液ってのが消毒用として薬局で売られているとの事。この手のものは恐らく「水洗いしなくても食べられるカット野菜」、製品化の段階で野菜の洗浄などにも使われているので分量さえ間違わなければ健康被害はない。

飲料水の応急消毒/PDF

(コンビニやスーパーで売っているパックサラダも含め)水洗いしなくても食べられるカット野菜、うちもサラダ用として特に千切りキャベツは頻繁に利用するのだけど漂白剤で滅菌されているから野菜の栄養素も失われているなんて話もあるし、水道水にも塩素が入っているのだから洗浄を出荷前の工場で行っているか家庭にて直前で行っているかの違いくらいしかないと言っている人もいる。

どっちが正しいかはメーカーが本当の事を言わない限り消費者は知る術はないけれどその手のものは「パッケージされる前に何度も洗浄される」と聞いた事がある。そうなると水道水と同じ濃度の次亜塩素酸ナトリウムだったとしてもすでにカットされたものが何度も洗浄されるのだからある程度はカット断面から栄養素が逃げている気はする・・・。

そもそも最近、(カット野菜ではなく)香りや味が薄いのが気になる野菜があるでしょう?。特に感じるのが白菜かな?。昔は独特の香りと味があったけど今のって無味無臭でしょう?。ピーマンも昔はもっと苦かったような気がする。万人に合うように品種改良されているのかもしれないけれど無味無臭にする事によって栄養価も失っているんじゃないかと考える時もある・・・。

今の時代、知識って受け身じゃいかんのだろうね。うちの高齢の親のようにインターネットとは無縁、情報はテレビでしか仕入れる事が出来ない、そんな人はしょ~がないとしても、インターネットに接続出来る環境があるのにテレビで紹介された、それだけで飛びつくってホントにアホだと思う。

だって上述の3980円の私が決してお勧めしない浄水器。レビューを書いている時点でインターネットがある環境の人達でしょう?。それがコーヒーやお茶がろ過されない、海水は塩っぽいままとかアホ丸出し。情報は自分で収集しに行かなくちゃ!。

そんな私も無茶苦茶知識があるって訳じゃない。浄水器に関して調べたのはソーヤーマイクロスクイーズを購入する直前の数日。でもそんな短時間でもネットをチャチャッと見回っただけで用途別でどの浄水器を買えば良いか判断出来ている。

由布院の湧き水と轟の滝でのノロウィルス汚染、これの原因究明が待たれる。「あくまでも例外、自然界ではあり得ない」と処理されない限り、マイクロスクイーズも意味のない浄水器になっちゃうんだよね。近いうちにグレイルかセイシェルのウィルスも除去出来ると言われている浄水器を買っちゃうかもしれない。


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